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ミドルシニア世代の管理栄養士が転職を成功させるコツ!

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はじめに
管理栄養士の資格を取得していると、ミドルシニア世代であっても転職しやすいのがメリットで、特に業界経験が長い中高年の場合だとなおさらです。
ただ、管理栄養士として転職する場合、おさえておきたいポイントがあります。
ここではミドルシニア世代の業界経験者の方が管理栄養士として転職する際に注意しておきたい点についてお教えします。

ミドルシニア世代の管理栄養士は転職に不利か

先日、年齢が高い人が不利にならないよう雇用対策法が改正され、雇用側は採用する際、年齢制限を設けてはならないと決まっています。
そのため、法律によるものなど特殊なケースを覗いては雇用側は求人を出す際に、年齢制限をつけてはいけなくなりました。
さらに、定年制度を設ける際も60歳を下回る定年年齢を定めてはいけないと法律で決まっています。

一般的に、若い管理栄養士を募集する企業の本音としては
・仕事の覚えが早い
・賃金が安く済む
・変なくせがついていない、なんでも素直に聞き入れる
…という点と重視していることが多いです。

ただ、比較的年齢が高い管理栄養士を求めている企業は一定数存在します。
たとえば、管理栄養士の中でも管理職クラスを欲しい場合だと、若い管理栄養士よりミドルシニア世代の人材を求めることも多いです。
ただ、この時に注意したいのが経歴やスキル、経験があるかどうかということ。
ただ年齢がいっていればいいということではなく、いかにスキルがあり管理栄養士をとしての経歴を積んでいるかということが重要視されます。

ミドルシニア世代の管理栄養士が活躍できる場

では、業界経験者のミドルシニア世代の管理栄養士が活躍できる転職の場ってどんなところがあるんでしょうか?

医療機関

管理栄養士が病院で働く場合、患者さんの食事の栄養管理を行います。
たとえば、献立の作成や調理、栄養指導…などですね。
入院中の患者さんにとっておいしい食事を食べることは毎日を豊かにでき、元気の源になるはずです。
楽しくおいしく食事ができるかどうかは管理栄養士にかかっていると言っていいでしょう。

教育機関

管理栄養士が活躍できる場と言われて真っ先に思いつくのが小学校や中学校などの教育機関です。
また、学校給食センターで働く場合も多いです。
仕事内容としては献立の作成や食材の発注、調理…など多岐にわたります。
さらに、給食の残量を確認し献立の反省を行った上で次回の献立を作り、調理に活かすことも行っています。
さらに、食事指導なども行う場合があります。

食品関連企業

食品関連企業への転職のケースも多いです。
たとえば、加工食品会社や飲料メーカーなどで商品開発やメニュー開発などで働けば、管理栄養士の知識を活かすことができます。
具体的な仕事内容としては企画を提案し研究、開発だけでなくマーケットリサーチや流通など、仕事の範囲は非常に広いです。
さらに、ミドルシニア世代が転職後栄養についての幅広い知識を活かし営業や広報の業務に就くことも多いです。

介護施設、福祉施設

養護老人施設、特別養護老人ホーム、身体障がい者福祉施設、自動養護施設…などのさまざまな施設で管理栄養士の活躍が期待されています。
仕事内容としては施設内の食事の献立作成や食材の発注、さまざまな食事への対応…などです。
たとえば、普通食が食べられない人にきざみ食や流動食を用意する、などの対応も行います。

企業内の食堂

さまざまな企業などの社員食堂で働くこともあります。
企業内食堂などは企業が直接運営しているところもあれば、別会社に依頼して運営する場合などさまざまです。
管理栄養士は基本的に現場で仕事をすることが多く、仕事内容としては献立の作成や調理指導などが主です。
なお、企業内食堂ではさまざまな方式となっており、たとえばカフェテリア方式やセルフサービス方式などさまざまで、どんな方式でもきちんと栄養が取れるよう管理栄養士は工夫しなければなりません。

フリーとして働く

ミドルシニア世代の管理栄養士が転職する場合、フリーとして働くという選択肢もあります。
管理栄養士としてのキャリアや経験があり人脈があれば、フリーとして独立できる可能性は大きいです。
ただ、フリーになるには転職先を自分で探さなければならないので、常に転職に関するアンテナを張っておかねばなりません。
たとえば、自分が住んでいる近くの市町村役場や医療機関などで管理栄養士を募集していることもあるため、チェックするようにしましょう。
他にも、ネットで検索をかけたり、さまざまな管理栄養士の団体に所属してみたりなど、自分なりに工夫して少しでも多く情報を集めておくようにしましょう。

ミドルシニア世代の管理栄養士が転職を成功させるには

資格を取得する

ミドルシニア世代の管理栄養士が少しでも転職を有利に進めるには管理栄養士以外の資格を取得しておくことも必要です。
どんな仕事に挑戦したいかイメージし、それに必要な資格は何か?を考え資格所得に臨みましょう。

希望する勤務先を明確に

ミドルシニア世代の管理栄養士が転職する場合、どんな勤務先を希望するか明確にしておきましょう。
たとえば、上でも書いたように医療機関や学校、介護施設、企業内食堂…などがあります。
転職先によって必要なカロリーや食事の形態、調理する回数などが違ってきます。
自分が管理栄養士としてどんな風に働きたいのか明確にすれば、どんな勤務先で働きたいかはっきりするはずですよ。
また、給食会社でも委託されている場合だと希望の条件に合わない場合も多いので注意が必要です。
たとえば、委託給食会社だと正社員の場合、勤務地について会社が決めることが多いので、自分の希望どおりにならないこともあります。

勤務体制はどうか

管理栄養士として転職する場合、勤務体制についても確認しておきましょう。
転職先によって勤務体制も違っており、土日や祝日が休みのところもあれば、不規則なところもあったり、シフト制の場合もあります。
年齢を考慮すれば、勤務体制は要チェックです。
また、残業のあるなし、多いかどうかも転職先によって違っています。
残業についても前もって調べておいた方がよさそうです。

メニューの種類が多いかどうか

中高年の管理栄養士が転職する場合、確認しておきたいのがメニューの種類です。
メニューの種類や食数によってどのくらいの規模なのか、どのくらい忙しいのかある程度予想できますよね?
さらに、メニューの数が多いと作成する献立の数が多かったり、食材の発注が多いなど、事務的な仕事が増えることもおさえておきましょう。

資格が活かせるかどうか

管理栄養士として転職したものの、毎日やることと言えば調理や盛り付け…なんてことにならないよう、資格が活かせる転職先かどうかも確認しておきましょう。
事務的な仕事や献立の作成などが全くできず、調理ばかりで本来管理栄養士がするべき仕事ができない…ということはよくあります。
人材不足も原因でしょうが、資格に見合った仕事ができるかどうか要チェックです。

まとめ

管理栄養士という資格があれば、ミドルシニア世代であっても転職に有利になることが多いです。
ただ、転職の際におさえておくべきことを理解していないと、転職後後悔することになりかねません。
ミドルシニア世代の業界経験者の管理栄養士の方が転職の際に少しでも有利になれるよう、ここでご紹介したことを参考にしていただければと思います。

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