ミドル、シニア求人転職比較

シニア・中高年の就職、転職、求人をテーマにした情報サイト

文字サイズを変更できます

  • 通常
  • 大きく

転職のノウハウ

中高年向け、履歴書の書き方マニュアル

投稿日:

はじめに
みなさんは履歴書の書き方に自信がありますか?
シニアが転職活動を成功させるには履歴書をうまく書かなければなりません。
では、ひと目見てOKな履歴書とはどういうものかと言うと、読みやすく適度なボリュームがあるものです。

いっぽうで、どんなにていねいに書いても、読みづらくボリュームがおかしいと読む側に悪いイメージを与えかねません。
そこで、ここでは中高年向けの履歴書の書き方について解説します。
転職を検討されているシニアの方はぜひ参考にしてみてください。

中高年向け履歴書の書き方

では、さっそく履歴書を書いてみましょう。

ネットでダウンロード

履歴書はJIS規格のものを使えば安心です。
ネットでJIS規格の履歴書を検索し、ダウンロードすればいいでしょう。
Word形式の履歴書のテンプレがあるはずです。

パソコンor手書き?

Wordで履歴書を作成すれば、採用担当が見た時Wordの知識やスキルがあることが分かります。
そのため、事務系、外資系、IT系企業への転職を検討されている方はWordで履歴書を作成しましょう。

また、応募者が多い企業の場合だと手書きの履歴書は採用担当から見て読みづらいです。
専用のフォーマットを用意している企業もあるようですね。
もちろん、応募先の企業の決まりに従って履歴書を作成しましょう。
たとえば、郵送ではなくメール添付と決まっている企業ならWordで作成しメールで送付しましょう。
いっぽうで、手書きで履歴書を作成した方がいいケースもあります。
採用担当の中には履歴書はパソコンではなく手書きであることを重要視する方もいます。
その理由は手書きだと応募者の字の筆圧やうまいか下手かなどから読み取れることがあるからです。
しかも、履歴書を作成するにはそれなりの手間と労力がかかるので、どのくらいの気持ちでその履歴書を作ったのか…という熱意が感じられるからです。

とは言っても、時間と手間をかけて履歴書を作成したからと言って書類選考に有利とはいい切れません。
しかし、応募企業が手書きを重視すると想定される場合(たとえば筆記具メーカーなど)はあえて手書きにするのもおすすめの方法です。

日付

まず、日付です。
履歴書を郵送で提出する場合は郵送する日付にします。
直接持って行く場合はその日付にしておきましょう。

名前

名前にはふりがなを入れます。
押印する欄があれば、必ず押印しておきましょう。

生年月日

西暦または和暦で生年月日を書きますが、履歴書全体でどちらかに統一しておきます。

住所

住所を書く場合都道府県から書きます。
たとえば、大阪市~ではなく大阪府大阪市~という具合です。
マンションやアパートにお住まいの場合は省略せずきちんと書きましょう。

写真

履歴書に貼付する写真は3ヶ月以内に撮影したものを選びます。
当たり前のことですが、スナップ写真などは絶対に使用してはいけません。
プリクラなどはもってのほかです。
スーツを着用し撮影した証明写真を使用し、裏に名前を書いておきましょう。

電話番号、メールアドレス

電話番号については携帯か自宅のいずれかにします。
メールアドレスは会社用やプライベート用ではなくできれば転職活動用に1つ作っておきましょう。
YahooやGoogleなどのフリーメールで構いません。
もし、プライベート用のメールアドレスを使ってしまうとたくさんのメールに紛れてしまい見落としてしまう可能性があるからです。

また、中高年は仕事をしながら転職活動をしているかと思います。
仕事用のものを使ってしまうと、なにかの時に同僚や上司に知られてしまうかもしれません。
会社用のメールアドレスは避けた方が無難です。

職歴

シニアの方でこれまで3つの会社に勤務経験があったとしましょう。
そのうち2つの会社では履歴書に書くようなエピソードがあるのに、残りの1つでは思いつかない、いいエピソードがない…という場合、「書かなくてもいいかな?」と思いますよね。
ですが、これまで勤務した会社について全て書くことが大切です。
さらに、面接の際どの経験についてもすぐに答えられるよう質問されることを想定しておきましょう。

もし、あまりに職歴が多すぎて書ききれないという場合は職歴欄の大きいおのを使うといいでしょう。
ちなみに、学歴欄の義務教育期間については省略してもかまいませんので、その分職歴欄を大きく取って書きましょう。

また、これまで派遣社員として働いた経験がある場合、派遣会社名を書きましょう。
職歴が少ない、ブランクがある場合は適度に情報を書いておきスカスカにならない工夫をしましょう。

これまで勤務した会社が1社だけの場合は在籍部署や業務内容を書けば埋めることが可能です。
また、異動や出向などを経験していれば、それについても書きましょう。
ただ、転職活動では職務履歴書も出すことが多いので、履歴書の職歴欄は分かりやすくまとめることが大切です。
もちろん、職務履歴書との整合性が取れているかどうかも確認した上で提出しましょう。

病気療養や育児、介護などで空白期間がある場合も記載しましょう。
ただ、採用担当にとって仕事に支障をきたすかどうかが知りたいはずです。
そのため、病気療養していたが現在は業務に支障がないことをはっきりと書いておきます。
また、面接の際に空白期間があったことを質問される可能性が高いです。
どのような質問がきてもすぐに答えられるよう質問を想定し、答えを考えておきましょう。

資格、免許

資格や免許欄には正式な名称を書きましょう。

たとえば、自動車免許の場合だと「普通自動車第一種運転免許」という具合です。
もし、保有する免許や資格が多い方は応募先企業に関するものだけ書くというのも手です。
もちろん、転職活動中に資格取得に向け学んでいるものがあれば、それについても書いていいでしょう。
現在、自分を高めるために努力していることをアピールする機会になります。
いつ頃取得できるのかも書いておきます。

健康状態

健康状態については特に問題なければ「良好」と記載します。
万が一、転職後も通院の必要があるなど業務へ影響がある場合は簡単に書いておき、面接で詳しく説明しましょう。
採用したい人材と判断してもらえれば、通院などについても配慮してもらえるはずです。

特技、趣味

転職後の業務内容と直接関係ないものの、応募者の人柄を読み取るのに特技や趣味が役立ちます。
ただ、あまりにたくさん趣味が書かれていると、プライベートを優先すると思われかねないため2~3個程度にしておきます。
逆に、何も書かないのもNGです。
もちろん、趣味の欄にパチンコや競馬など書くのもNGです。

面接では履歴書に記載した特技や趣味から会話が広がる場合も多いです。
もし、なんの趣味もないという方はこれからやってみたいことなどを書くといいでしょう。
そうすれば、なにごとにもポジティブな人だと思ってもらえるかもしれません。

志望動機

シニアが履歴書を作成する際、最も悩むのが志望動機と思います。
志望動機を書く時はあいまいで抽象的な書き方はやめ、どうして応募先企業を選んだのか、なぜ他の企業ではないのか…など、分かりやすく明確に書くことが大切です。

また、応募者の一方的な思いを書くだけでは採用担当に伝わりづらいです。
応募先企業がどういう人材を求めているのかを考え、これまでの自分の経験が応募先企業でどう活かせるか?が伝わるようにしましょう。

本人希望欄

本人希望欄に書くのは待遇や職種などへの希望です。
待遇についてはあくまでも応募先の規定に合わせる旨を書きましょう。

履歴書作成に転職エージェントを活用しよう

このように、転職の際の履歴書の書き方を解説してきましたが、シニアが転職活動で履歴書を作成する場合、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。

転職エージェントにはさまざまなサービスがあり、履歴書を添削してもらうことも可能です。
そもそも、転職エージェントは企業へ転職希望者を紹介し成功すれば紹介料をもらうことで成り立っています。
そのため、転職希望者をより多く転職させるためのさまざまな情報を持っており、サポートを行っています。
もし、あなたが履歴書がうまく書けない、異業種への転職を希望している、書類選考に通らない…などの場合は履歴書の添削だけのためであっても転職エージェントを利用しましょう。
そのためにも、まずは自分と相性のいい転職エージェントを見つけることが大切ですね。

ハローワークでも履歴書の添削を行うこともありますが、転職エージェントの方がサービスの質が高いです。
その理由はハローワークは転職エージェントほど業界や企業の情報を持っていないからです。
転職エージェントは企業に人材を紹介することで利益を得ているため、より多くの情報を収集するよう努めます。
履歴書添削は転職エージェントに行ってもらうのがおすすめです。

履歴書の使いまわしはしない

よく、同じ履歴書を複数の企業へ応募する方がいますが、絶対にやめましょう。
複数の企業に同じ履歴書を使っていると、特に志望動機などで食い違いが出てくるからです。
使いまわせそうな志望動機を書いて複数の企業に提出しても、採用担当は一目瞭然で分かるはずです。

転職エージェントで添削を受け完成した履歴書をベースに志望動機を書き再度添削してもらう…を繰り返すといいでしょう。
手間や時間はかかりますが、使い回さずそれぞれの企業に合った履歴書を作成することが大切です。

まとめ

中高年の方が転職活動を行う際の履歴書の書き方マニュアルをご紹介しました。
履歴書を書くのが久々で、どう書いていいか分からない…という方も多いでしょう。
不安な方は転職エージェントのコンサルタントに添削してもらうのも手です。
また、複数の企業に応募する場合は同じ履歴書を使い回すのはNGです。
ぜひ、採用担当の目にとまる履歴書を作成していただければと思います!

-転職のノウハウ