ミドル、シニア求人転職比較

シニア・中高年の就職、転職、求人をテーマにした情報サイト

文字サイズを変更できます

  • 通常
  • 大きく

医療・福祉・介護 転職のノウハウ

看護師経験者の中高年の需要が多い理由とは?!

更新日:

はじめに
50代60代の看護師の方が転職する場合、どんな理由でどんなことに注意すればいいのでしょうか?
ミドルシニア世代になると、仕事やプライベートで一区切りつくため、転職するケースが多いですが、実際にはどうなのでしょう?
ぜひ、ミドルシニア層の看護師の方で転職を検討されている方は参考にしていただきたいです。

ミドルシニア層の看護師の需要が高い理由

現在、ミドルシニア世代の看護師の需要は高いと言われています。
なぜ、他の業種と違い需要が高いのでしょうか?

少子高齢化

看護師の需要が高い理由に、わが国における少子高齢化が挙げられます。
高齢者が増えたため、治療やケアが必要な方が増え若い人材が不足していることから、ミドルシニア層の看護師であっても需要が高い状態が続いています。

経験豊富な看護師が優遇される

特に50代や60代のミドルシニア世代だと、若い看護師とは違って経験豊富なので技術や知識もあり雇用主から見ると、ありがたい存在です。
ミドルシニア世代の看護師の方はこれまで培ってきた経験や能力が社会で必要とされているということに自信を持ちましょう。

転職を成功させるポイント

では、ミドルシニア世代の看護師が転職を成功させるにはどうすればいいのでしょうか?
まず、ミドルシニア世代の看護師の転職先としておすすめなのは介護施設、療養型病院、健診センター、デイサービス、クリニックなどが挙げられます。
こういった職場なら、体力的にもそうきつくなくゆとりをもって仕事ができます。
また、同世代の看護師の方も多いため、ミドルシニア世代の看護師に最適な職場と言っていいでしょう。
もし、夜勤なしで日勤だけで働きたい場合なら、介護施設、特にデイサービスや健診センター、特別養護老人ホームなどがいいでしょう。
たとえば、献血センターや健診センターなら夜勤はほとんどないですし、土日が休みのところが多いです。
さらに、緊急対応がないため体力的にもあまり負担がかかりません。
また、デイケアやデイサービス施設などもミドルシニア世代の看護師におすすめです。
もし、前の職場からブランクがある場合でも、こういったところなら転職しやすいはず。
また、訪問看護なら体力的にも負担が軽く、それまでの経験を活かしつつ仕事をすることができます。

転職先を選ぶ際のポイント

では、ミドルシニア世代の看護師が転職先を探す場合に、選ぶポイントにどういうものがあるのでしょう。

これまでの経験を評価してくれるのか

ミドルシニア世代の看護師が転職する場合、今までの看護師としての経験を評価してくれるかどうかチェックしましょう。
評価してくれるなら、給料をキープした状態またはあまり下げることなく転職が可能です。
30年もの看護師としての経験を活かすことができる転職先を見つけたいものです。

さまざまな雇用、勤務形態があるか

ミドルシニア世代の看護師なら、正社員だけでなくパートや訪問看護など、さまざまな雇用形態、勤務形態のところを選ぶようにしましょう。
経験豊富なミドルシニア世代の看護師なら、ご自分のライフスタイルに合わせた雇用、勤務形態から選びたいですよね?

再雇用制度があるか

ミドルシニア世代の看護師が転職するとなれば、再雇用制度についても知っておきたいです。
定年なんてまだ先だし、定年になったらリタイアしよう…と思っていたとしても、実際にその時期がきたらまだ働きたいと思う可能性だってあります。
その時に慌てないよう、転職前に再雇用制度があるかどうかを確認しておいた方がよさそうです。

ミドル・シニア世代の看護師が転職する際の注意点

さて、ミドルシニア世代の看護師が転職する際に注意しておくべき点にはどういうものがあるのでしょうか?

収入が下がる可能性がある

ミドルシニア世代ともなると、それまでより低い収入になる場合があることを理解しておきましょう。
看護師長や管理職などならまだしも、そうでない場合だと体力的に楽な転職先でであればあるほど収入が下がる可能性が高いです。
そのため、勤務時間やワークライフバランスなどを考慮した上で最優先は何かをしっかりと考えた上で転職先を選ぶようにしましょう。

こだわりを捨てる

また、ミドルシニア世代が転職先を探す場合、あまりこだわりがあると見つかりにくいです。
50代60代まで看護師として働いてきたということは経験豊富であるいっぽうで、仕事に対してこだわりが強くなっていることが多いです。
あまり仕事にこだわりがあると、転職先を選ぶ際の条件が狭まってしまうので注意が必要です。
もし、転職先での面接の際「この人はこだわりが強いな」と見られてしまえば、いくら経験が豊富でスキルが高くても採用したい人材と思ってもらえないかもしれません。
若い看護師ならこだわりがあまりなく、柔軟性の高さが評価され採用されやすいかもしれませんが、ミドルシニア世代だと仕事や考え方にこだわりがありすぎて柔軟性がないと思われがちです。
自分はそうではなく、柔軟性がある、こだわりはあまりないということを前面に押し出していくことが大切です。

何を最優先するか考える

漠然と転職先を探しなんとなくここならいいか…という感じで転職できたとしても、最終的に不満がたまっていき長続きしない場合も。
そうならないためにも、転職先を探す際にどうして転職したいのか、転職先に何を求めるのかを明確にしておきましょう。
それは人それぞれ違っており、収入を上げたい、人間関係がいい、日勤だけがいい…など、それぞれでしょう。

人間関係を構築しづらい

たとえ経験豊富なミドルシニア世代とは言え、転職すればその職場では後輩になるため、上司が自分よりかなり年下というケースもあるでしょう。
その中で人間関係を再構築していく必要があるので、わずらわしさを感じる場合もあるかもしれません。
ですが、逆に言うと経験を積んでいる分、ちょっとした人間関係のトラブルに巻き込まれない可能性が高いです。
若いうちならこういった人間関係のトラブルに悩まされることも多いでしょうが、ミドルシニア世代になれば人間関係上のトラブルなく仕事ができる可能性が高まります。

管理職も視野に

転職後これまでどおり現場でバリバリ働きたいと思うのなら、管理職候補として雇用してくれる転職先を探すのも手です。
ミドルシニア世代の看護師なら看護師としての経験だけでなく人生経験も豊富なので、雇用側からすればその経験は非常に価値あるものとしてとらえます。
管理職になれば、当然表に出る機会も増え責任も重くなります。
ですが、同時に収入がアップするのは働く側としてはありがたいですよね?
管理職と聞くと大変そうでしり込みしてしまうかもしれません。
忙しく責任が重くても、やりがいがあり収入が上がるなら、ステップアップの機会ととらえ、チャレンジしてみてはどうでしょうか?

まとめ

ミドルシニア世代とは言え、看護師の需要は高く特に療養型病院や介護施設などで人気があります。
こういった職場なら定年後の再雇用制度が完備されていることも多いため、ミドルシニア世代にとって魅力的な転職先ですよね?
ただ、ミドルシニア世代の看護師が転職する際にもっとも重要なことは自分が転職するのに最優先されることは何かということ。
ワークライフバランス、収入、人間関係など、優先順位を考え転職活動を行ってくださいね!
みなさんの転職がスムーズに進むことを願ってやみません!

-医療・福祉・介護, 転職のノウハウ