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介護業界経験者のミドルシニア世代が転職を成功させるには?!

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はじめに
もう自分はミドルシニア世代まっただ中だし、いくら業界経験者でも転職できないだろう…と心配されているあなた、介護業界は慢性的な人材不足のためミドルシニア世代でも転職しやすいのが現状です。
最近、中高年の介護業界経験者の方で転職を希望する方が増えていますが、ポイントをおさえておけばスムーズに転職先を決めることができます。
そこで、ここではミドルシニア世代の介護業界経験者の方が転職を成功させるためのポイントをお教えしたいと思います!
ぜひ、転職を検討されている方は最後までお読みくださいね!

ミドルシニア世代の介護職の年収

ミドルシニア世代が介護業界で働く場合、実際にどのくらいの収入なのでしょうか?
参考となるデータを見てみると、介護士の平均年収は280万円程度で、月収に換算すると20万円程度となっています。
ただ、この収入を得るには介護福祉士の資格を取得していることが前提ですし、全世代を平均したものなのでミドルシニア世代ともなるとこれより金額は少なくなるでしょう。
また、経験がある方より経験がない方の方がもちろん年収は低いです。
正社員で20万円以下と言うと決して高い金額ではありませんので、ほどんとの世帯で共働きのケースが多いようですね。

もちろん、介護福祉士として働き400万円以上もの収入を得ている方がいないとは言いません。
ただ、いくら業界経験者だからと言って年収が跳ね上がるということを期待するのは無理があります。
あまり年収面で高望みしてしまうと、転職してもすぐに退職…というパターンになってしまうのでその点は理解しておいていただきたいです。
また、年収がそこまで高くなくてもやりがいや社会貢献など、得られるものは多いのが介護の仕事の醍醐味です。

介護業界で活躍できるミドルシニア世代

ミドルシニア世代にとって有利な業界と言えるのが介護業界です。
転職だけに関わらず、なんらかの行動を起こすとなると情報収集を行うことが重要になります。
その上で、目的を達成するために戦略を練らなければなりません。
転職も同じで、特にミドルシニア世代ともなれば若い人にはない人生経験を積んでいるので、ぜひこれまでの人生経験を活かしていただきたいです!

さらに、どうすればミドルシニア世代の強みがアピールできるのかしっかりと戦略を練りましょう。
介護業界の仕事で働く人のうちミドルシニア世代の割合が高いというのが本当で、ある調査によれば介護施設などで働く介護職員のうち40代が23.5パーセント、50代が19.3パーセントだそうです。
つまり、40~50代を合わせると4割以上も占めていることから、業界経験者のミドルシニア世代が転職しても活躍できる業界ということが分かります。

介護業界の仕事の種類

では、具体的に介護業界の仕事ってどんなものがあるのでしょうか?

介護職員、ケアスタッフなど施設や病院で働く介護職

この仕事は高齢者福祉施設などの社会福祉施設や老人保険施設などの医療施設で働く介護職員のことです。
いわば障がい者や高齢者の生活の自立をサポートするサービスを提供する職種で、仕事の内容としては排泄や食事、入浴、着替え、移動などをサポートしたり、利用者の生活全般をサポートする仕事です。
また、散歩や買い物を手伝ったり、利用者の家族に介護についてアドバイスを行ったりもします。

ホームヘルパー

ホームヘルパーは高齢者や障がい者の自宅を訪問し、生活援助サービスや介護サービスを行う仕事です。
仕事内容としては掃除、選択、調理、買い物のサポートや代行などで、利用者の家族に対して精神的なケアを行ったり、介護の技術的な指導も行います。

これらのサポートはさまざまな機関や専門職と連携してサービスを行うものですが、訪問介護員もただ自分の仕事をするだけでなく、さまざまな制度や業務について知識や連絡、調整なども行わなければなりません。

なお、訪問介護事業を行っている法人にはさまざまなものがり、社会福祉法人や市町村社会福祉協議会、医療法人、営利法人、農協や生協…などがあります。

業界経験者のミドルシニア世代が転職を有利に進めるには

介護関係の資格を取得しておく

では、業界経験者のミドルシニア世代が転職を有利に進めるためにはどうすればいいのでしょうか?

これはどんな業界でも言えることですが、資格を取得しておくことです。
ただ、資格と聞くと「難しそう、自分にも取れるんだろうか…」などと考えがちですが、簡単なものもあるため難易度の低いものからチャレンジしてみてはどうでしょうか?
たとえば、介護職員初任者研修というのがありますがこれは民間の養成研修機関が主催している通信講座や地方自治体が開催している講座を受講すれば、最短1ヶ月程度で取得できます。
他にも、移動介護従事者など比較的簡単に取得できるものもあるため、こういったものを予め取得しておけば、転職を有利に進めることができるでしょう。

また、すでに取得している場合はさらに上のケアマネジャーや介護福祉士などの難易度の高い資格にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
資格を取得していること自体転職に有利なのは間違いないですが、スキルアップやキャリアアップに意欲的であることをアピールできるので一石二鳥です!
さらに、介護関連の資格を取得しておけば、勤務先によっては資格手当がつき給与がアップします。
資格手当の目安は資格の専門性や難易度によって違っており、難易度の低い資格なら数千円程度、難易度の高い資格なら1万円以上も手当がつくこともあります。

ミドルシニア世代が転職し給料が大幅に減るのはよくあることです。
ですが、介護関連の資格を取得しておけば、ミドルシニア世代であっても収入が下がるリスクを軽減できます。
せっかくスキルや経験を活かして転職したのに、収入が大幅にさがってしまうんなんて嫌ですよね!?

また、これはどの業界でも同じですが、介護関連の資格を保有していると、介護業界の仕事内容を理解していると客観的に証明できます。
つまり、採用する側から見ると、即戦力として働いてもらえる人材を判断できる材料になるわけです。
より転職を有利に進めたいなら、ぜひできるだけ難易度の高い資格を取得しておきましょう!

専門の求人サイトに登録する

ミドルシニア世代で業界経験者が転職する場合にぜひおすすめしたいのが専門の求人サイトの利用です。
最近ではミドルシニア世代を専門に扱う転職サイトが出てきており、こういったものを利用すればスムーズに転職活動を進められます。

できれば、1つだけでなく複数の転職サイトに登録しておくことをおすすめします!
1人で悩んでいても前へ進むのは難しいので、思い切って応募するなど実際に行動を起こしてみましょう。
また、他にも友人や知人から紹介してもらったりなど、自分の人脈を使って転職先を見つけるのも手ですね。
知り合いからの紹介なら信頼できるため安心です。

まとめ

介護業界の仕事の種類や、業界経験のミドルシニア世代が転職する際に有利に進めるためのポイントなどをご紹介しました。
結論を言うと、資格を取得しておくことが転職の際に有利になると言えるでしょう。
転職の際に重要なのはいかに客観的に自分の能力をアピールできるかです。
そのためにも、資格を取得し専門の転職サイトなどを有効活用してくださいね!
みなさんが介護業界で転職を成功させられるよう、願っています!

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