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整備士 転職のノウハウ

50代でも転職可能?整備士(メカニック)編

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はじめに
50代シニア世代の整備士の方で転職をご希望の方は多いかと思います。
整備士の仕事はスキルや知識が方法で専門職のため、50代であっても転職できる可能性が高いというのは本当なのでしょうか?
ここでは50代中高年の整備士が転職できるのか、将来性はあるのかなど、徹底的に解説しますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!

整備士の仕事内容

では、次に整備士の仕事内容ってどのようなものなんでしょうか?

そもそも、整備士は自動車整備士の国家試験に合格した後、専門のスキルや知識によって自動車の整備や修理、点検などを行います。
お客さんの車になんらかの不具合があれば、点検や修理、整備を行います。
また、問題がなくても車を定期的に点検することで、お客さんが常に安心安全に車が使えるようにするのも仕事です。
なお、自動車整備の仕事内容は次の3つに分けられます。

点検整備

車は見た目に問題はなかったとしても、経年劣化や走行距離が長くなれば、部品が劣化するのは当然です。
そのため、車を定期的に点検し、不具合をチェックしたり部品を交換しなければなりません。
わが国では車検制度が設けられており、定期的に車を検査します。
この仕事は自動車整備士なしに行うことはできません。

分解整備

また、車を運転していて突然トラブルが起きたり、事故などで破損したりなど、緊急を要する場合の整備や修理を行うこともあります。
この場合、電気系統やエンジン部分などを点検し修理すべきところがあれば適切に修理したり、部品お分解、交換し元通り安心安全に車が走行できるようにします。
なお、車を分解し整備する場合、エンジン部分など車の重要な部分を分解し、不具合を発見し整備する必要があります。
この作業は非常に高度なスキルが必要で、国から認可された工場でしか行うことができません。

また、整備士はお客様の車を修理したり、点検するだけが仕事ではなく直接お客様に対し車の不具合について説明したり、どういう点に気をつけて運転すればトラブルが起きにくいか…など、分かりやすく説明するのも重要な仕事の1つです。

板金、塗装

整備士は車の点検や整備、修理だけでなく、板金や塗装なども行います。
ちなみに、板金とは車体のへこみやきず、ゆがみなどを元通りにしたり、部品を交換したりすることで、塗装とは車体を塗装液で塗装することです。
塗装する際には車体を磨いたり、下地処理なども行います。
もちろん、簡単な板金や塗装、細かい傷の補修などは素人でも簡単に行うことができますし、整備士の資格がなくても行うことができます。
ただ、素人が行うとどうしてもむらができたり仕上がりがよくなかったりするので、整備士に依頼する人がほとんどのようですね。

整備士(メカニック)のやりがいとは

整備士の方のほとんどが自動車整備工場で働いていますが、車検を行う向上やカー用品店、ガソリンスタンドなどでも働いています。

ちなみに、整備士の仕事をする上でやりがいは自動車整備についてスキルや知識を得られ、経験を積むことができる点かと思います。
最初はうまくいかなかったことでも、作業を続けているうちに整備できるようになったりすると、整備士としてやりがいを感じることができます。
また、整備士は車を整備するだけでなく、車検や修理の際車の持ち主と話すこともあり、分かりやすく説明したり質問に答えたりする必要があります。
車を修理したり、説明した結果、お客さんに満足してもらえれば、この上ない満足感が得られるでしょう。
整備士が活躍する場
では、整備士が活躍できる場にはどのようなところがあるのか、見てみることにしましょう。

自動車整備工場

また、自動車整備工場で働く整備士も多いです。
ここでは自動車の整備や点検、修理などを行います。

自動車販売店

自動車メーカーが全国展開している販売店で活躍する整備士は多いです。
たとえば、トヨタやホンダ、日産、ダイハツ…などがありますね。
これら販売店で扱う車は販売店だけのものに限られているため、整備も分かりやすいです。
また、大手自動車メーカーの最新技術や情報を関わることができるのがメリットですね。
待遇や給料についても安定しており、多くの整備士が就職や転職を希望する職場だと言えます。

カー用品店

最近あちこちで見かけるカー用品店で働く整備士も増えており、中古車販売や車の整備などを行うようです。
取り扱う車種のメーカーはさまざまで、接客することも多いのが特徴です。

その他

整備士の活躍の場にはほかにも、バス会社や運送会社、トラックメーカーや販売店などがあります。
どの会社でも車の点検や整備、修理が必要不可欠なので需要は高いです。
また、ガソリンスタンドやレンタカー店などでも多くの整備士が働いています。

整備士の将来性

では、今後整備士の将来性はどうなっていくのでしょうか?

シニア世代で転職に成功しても、将来性がないと働き続けることができなくなる可能性もありますよね?
過去に不景気などで製造業などの売上が落ち込む時期がありましたが、自動車整備関連はほとんど変わらず売上をキープしたと言われていることから、景気に左右されない業種だとも言えます。
ただ、今後自動運転システムなど新しい技術が開発されるに伴い、整備士に求められるものも変わってくるかと思います。
そういった変化に対応できるかどうかが要求されるでしょう。

現在、わが国では若い世代の車離れが進んでいます。
ただ、今後日本の人口は確実に減っていくにもかかわらず、車の保有台数はそこまで減少しないと言われており、逆に1人当たりの保有台数は増加すると予想されています。
ということから考えてても、車の点検や整備、修理についての需要は低下するどころか高まると考えてよさそうです。

つまり、将来的に車が製造販売される限りは整備士の需要がなくなることはなく、活躍の場が増える可能性が高いと考えます。

50代シニアの整備士がスムーズに転職するには

では、50代中高年の整備士がスムーズに転職するにはどうすればいいのか、ポイントをお教えしたいと思います。

しっかりと準備する

まず、中高年の整備士が転職に失敗しないためにも、きちんと準備することが重要です。
今の職場を早く辞めたい…と思い、あせって辞めてしまうのは厳禁です。
しっかりと準備をした上で転職活動を行えば、職務履歴書の作成や面接対策がしやすくなるため、高確率で転職できます。

スケジュールを立てる

転職活動を始めるのにスケジュールを立てるのも重要です。
転職期間は一般的に1~3ヶ月はかかると言われており、長ければ1年程度かかることもあります。
転職を成功させるにはしっかりとスケジュールを立てることがポイントで、細かくでなくてもいいので計画を立てるようにしましょう。

転職の目的や理由を明確に

また、整備士としてどうして転職したいのか?目的はなんなのか?を紙に書き出してみましょう。
紙に書き出すことで、応募したい転職先などがはっきりするはずです。

これまでの経験を整理した上で自己分析を行う

これまで、整備士としてどのような経験を積んできたのか整理しましょう。
たとえば、どのような資格がありスキルがあるのかを紙に書き出します。
これを行えば、職務履歴書の作成や面接の準備に役立ちます。

人の意見を聞く

また、転職を成功させるのに大切なのが人の意見を聞くということ。
1人で悩んでいると、客観的に見ることができません。

たとえば、家族や友人に話してみたり、ネットなどでシニアの整備士で転職に成功した人や失敗人の話を読んだりし、客観的に自分のことを見てみましょう。
1人で転職活動をしていると、どうしても行き詰まってしまうことが多いです。
第三者の意見を聞けば、意外なことに気づけたり、発見できたりします。

お金について考えておく

シニア世代が転職する際、よくあるのがお金について深く考えず失敗するケースです。
転職活動を行うにも費用がかかりますし、前職を辞めてしまったら生活費がかかります。
住宅ローンや税金、社会保険などについてもしっかりと考えておきましょう。
辞めてしまってから「生活費が足りない!」なんてことになったら最悪です。

50代シニア世代の整備士が面接を受ける際の注意点

では、書類選考に通過し面接となった場合に、気をつけるべきことってどのようなことなんでしょうか?

職務履歴書などの内容を説明できるようにしておく

どのような職種でも、面接の際履歴書や職務履歴書の内容について質問されるかと思います。
コピーを取っておき面接前に必ずチェックしておきましょう。
また、前職を辞めている場合はその理由について聞かれるかと思います。
あくまでもポジティブな理由を答えるようにし、不満やぐちなどは言わないようにしましょう。
また、なぜこの転職先を選んだのか、転職した後の目標など具体的に答えられるよう準備しておきましょう。

面接担当への質問はまとめておく

面接となると、だれでも緊張するのは当然です。
前もって聞きたいことを紙に書いてまとめておくようにしましょう。
もし、面接で質問があるかと聞かれたら「ない」と答えるのはNGです。
やる気がないと思われてしまうので、必ず質問することが大切です。
もし、質問内容をメモして持って行く場合は見る前に見ていいかどうか確認した上でメモを見ながら質問しましょう。

まとめ

50代シニア世代の整備士が転職するのは可能なのか、転職の際の注意点など具体的に見てみました。
整備士の仕事は将来的に多少ニーズが変わることはあっても、需要がなくなることはないどころか、ますます必要とされる仕事です。
そのため、50代であっても活躍し続けることができる職種と言っていいでしょう。

転職をお考えの50代整備士の方はあきらめることなく、チャレンジ精神を持って転職活動をスタートさせてみてください!

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