ミドル、シニア求人転職比較

シニア・中高年の就職、転職、求人をテーマにした情報サイト

文字サイズを変更できます

  • 通常
  • 大きく

転職のノウハウ 配送・物流

50代でも転職可能?ドライバー編

投稿日:

はじめに
ドライバーはものや人を運ぶのが仕事ですが、車の運転が好きな方にとって魅力的な仕事の1つだと言えます。
では、50代のシニア世代の方であっても、ドライバーとして転職するのは可能なんでしょうか?
最近のドライバーの求人を見ると、若い世代だけでなく「50代でも可」などと書かれているものを目にします。
ここでは50代の中高年であってもドライバーとして転職が可能なのか、そもそもドライバーの仕事に将来性はあるのか、などについて解説してみたいと思います。

ドライバーの仕事内容

そもそも、ドライバーと一言で言ってもさまざまな種類があり、仕事内容は違っています。
それぞれの仕事内容について詳しく見ていきましょう。

トラックドライバー

トラックドライバーとは荷物を運ぶのが仕事で長距離や短距離もあり、トラックの大きさも小中大とさまざまです。
また、トラックの大きさによって取得するべき免許も違っています。
中でも長距離トラックドライバーの場合だと、長時間運転し続ける必要があるため、体力だけでなく精神力も必要となってきます。
いつまでに荷物を届けなければいけないと決まっているため、その時間に間に合うように走らなければいけないからです。
運転のスキルはもちろんのこと、集中力が必要なのは言うまでもありません。

ただ、トラックドライバーの場合肉体的、精神的にハードではありますが、運転している間は1人なので誰とも接する必要がなく、この点についてはストレスフリーです。
時間の配分なども自分で決められますので、体力的に自信があり運転するのが好きな人にとって魅力的な仕事かと思います。

バス、タクシードライバー

バスドライバーになるには大型二種免許が必要です。
バスドライバーのほとんどはシフト制のことが多く、一定の時間運転をしたら休憩、また運転…という働き方が多いようです。
路線バスを運転する場合、路線が変わらない限り同じ路線を走るためそれほど体力的にハードではないでしょう。

ただ、トラックドライバーと大きく違う点はお客さんを乗せて走るので非常に責任のある仕事であり精神的にもハードであることです。
自分が住む街や育った街で地域の方のために働きたいという方にとって魅力的な仕事です。

タクシードライバーなら第二種運転免許を取得すればなれるため、比較的ハードルが低いでしょう。
中でも個人タクシーのドライバーなら個人事業主として独立開業できるため50代のシニア世代であっても始めやすいと言えますね。
いっぽうで、タクシー会社に所属しドライバーとして働く場合は勤務時間が決められており、必要な時に休憩を取りながらある程度マイペースに仕事ができます。
ただ、お客さんにはさまざまな方がおり、夜中などお酒に酔った方などもいるので、トラブルのリスクが伴います。
また、売上のノルマがあることがあり最初はハードかもしれませんが、ある程度慣れればノルマを達成するのはそこまで難しくなさそうです。

送迎ドライバー

送迎ドライバーとは決まったお客さんを乗せて送迎するドライバーのことです。
たとえば、幼稚園の園児、デイサービス利用者の送迎、病院や塾などを利用する人の送迎、お店で働く人の送迎…など、さまざまな活躍の場があります。

一般的に普通自動車免許があれば働くことができますが、自分の車を運転したり、夜のお店で働く人の送迎などだと夜中に運転しなければならない場合もあります。
勤務時間もさまざまで、勤務している会社により違いますが、朝から夕方の場合もあれば、深夜から朝にかけてという場合もあったりします。
走るルートがある程度決まっており残業などもほぼないということからプライベートを重視しながら働きたいという50代にはぴったりかと思います。

ドライバーに向いている人とは

50代のシニア世代の方が「ドライバーとして転職したい!」と思っても、別職種からの転職の場合だと自分に向いているかどうか気になるかと思います。
どういう人がドライバーに向いているのでしょうか?

責任感があり、自己管理ができる

ドライバーの仕事は非常に責任ある仕事です。

たとえば、トラックドライバーを例に挙げてみましょう。
トラックドライバーは依頼主から荷物を受け取ると決められた日時までに届け先に届けなければなりません。
時間までに荷物を届けられれば、後の時間は比較的自由に過ごせますが、時間配分を間違うと予定していた時間に荷物が届けられなくなり、依頼主からの信用を失ってしまいます。
責任感のないいい加減な人にトラックドライバーが務まるはずもありません。

さらに、トラックドライバーに関わらずどのようなドライバーであっても、常に安全運転を心がけ事故を起こさないようにしなければなりません。
つまり、いかに自己管理をしっかりするかがポイントとなるわけですね。

コミュニケーション能力

ドライバーでもタクシードライバーなど人を乗せる場合、コミュニケーションが必要となります。
お客さんがバスやタクシーに乗った時、対応の悪いドライバーだと嫌な気分になりますよね?
また、トラックドライバーは荷物を運ぶのでコミュニケーションなど必要ないと思われがちですが、実際はそうではありません。
トラックドライバーもある程度のコミュニケーション能力が必要です。
依頼主や届け先に対してハキハキと挨拶したり、笑顔で接することが必要不可欠です。
運送会社で働くトラックドライバーの場合だと、自分の態度や言動がその会社の信用にも関わってきます。
1人で仕事をしているからと言ってコミュニケーション能力が必要ないということにはならないわけですね。
転職の際、ドライビングスキルよりむしろ、コミュニケーションが高いかどうか見られていると言っていいほどです。

もし、運送業界以外からドライバーへ転職する場合、人と接する仕事をしていたなら、ドライバーの仕事が向いているかもしれません。

50代シニア世代がトラックドライバーへ転職できる?

では、実際に50代の中高年がトラックドライバーへ転職することってできるんでしょうか?

現在、ネット通販で買い物する方が増えており物流業界は人材不足が続いています。
そのため、ドライバーにとって荷物があまりに多く勤務時間が長かったり、職場環境が悪い状態が続いています。
また、車の自動運転システムの開発により、将来ドライバーの仕事が必要なくなるのでは?という懸念からドライバーには将来性がないのではと考えるのも分かります。
ですが、ドライバーの仕事がなくなるということは考えられず、需要が0になることはありえません。

その理由はたとえ自動運転技術が進んでも、大量の荷物を運ぶまでには膨大な時間がかかると予想されるからです。
また、ドライバーの仕事は他の仕事に比べ肉体的、精神的にハードなので、50代であっても即戦力になることができれば十分活躍することが可能です。

実際に、運送業界での人材不足は深刻化しているため、慢性的なドライバー不足が続いています。
また、さまざまな高齢者関連施設や医療機関などで、高齢者の送迎ドライバーを必要としているところが増えており、介護タクシーを利用する高齢者の増加も間違いないかと思います。

人生経験が豊富でコミュニケーション能力が高いとなれば、50代の中高年であってもドライバーとして転職することは可能だと考えます。

50代シニア世代のドライバーが転職する際のポイント

では、実際に50代の中高年ドライバーが転職する際におさえておきたいポイントってどんなことなのでしょうか?

自分に合う求人を見極める

わが国では高齢化社会が進んでおり、さまざまな場所で送迎業務が必要とされていたり、ネット通販や宅配サービスなどの普及などから、今後ドライバーの人材不足が見込まれています。
実際に、ドライバーの求人数が増えているのが現状です。
ただ、注意したいのはドライバーの求人の中から自分に合う求人を選ぶことです。

では、どういうことに気をつけて求人を探せばいいのでしょうか?
たとえば、求人先の企業が業務の効率化を行っているかどうか、ドライバーのスキルアップを推進しているか、キャリアアップできるシステムが構築されているかどうか…などです。
こういった取り組みを行っているかどうかによって、転職後ドライバーとして長く働けるかどうか決まってくるでしょう。

転職エージェントの活用を

ドライバーとして転職する場合、50代ともなると1人で転職活動を行うのは難しいです。

特に別業界から転職する場合だと、より条件に合った会社を選ぶにはプロにサポートしてもらう必要があるでしょう。
そのためにも、転職エージェントを最大限に活用してください。
転職エージェントを利用すれば、非公開求人の紹介や職務履歴書の添削や指導、面接対策、待遇や収入面の交渉の代行…など、さまざまなサポートが受けられます。

ドライバーに特化したサービスを複数

また、転職サイトや転職エージェントを選ぶ際、ドライバーに特化したものを選びましょう。
さらに、転職サービスは1つだけでなく、複数登録することをおすすめします。
1つのサービスに登録するより、より多くのサービスに登録する方が大量の求人案件の中から条件に合ったものを選べるからです。
アドバイザーとの相性などを考えると、複数のサービスに登録し自分に合うアドバイザーさんを選ぶという方法がよさそうです。

まとめ

ドライバーの仕事は肉体的精神的にもハードな仕事です。
ただ、50代のシニア世代であっても十分転職し活躍することは可能な仕事です。
もちろん、若い世代と比べると転職で不利になるのは否めませんが、今後ますます人材不足が進むと考えられることから、50代の中高年であっても肉体的、精神的に自信があれば問題なさそうです。
ぜひ、転職エージェントをうまく活用し効率よく転職活動を進めてくださいね!

-転職のノウハウ, 配送・物流