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転職のノウハウ

ミドルシニアが採用面接で気をつけること

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はじめに
40代、50代のミドルシニアが転職活動を行う際、面接対策をうまく行わないと採用される確率が低いです。
ただ、面接担当からさまざまな質問をされるため、うまく答えられるかどうか緊張してしまい、面接が苦手な人が多いのが実状です。

ですが、書類審査に通過し面接まで来たのですから、チャンスを逃したくないですよね?
そこで、ここではミドルシニアが採用面接で気をつけることはどのようなことなのか、NG行動についても解説します!

中高年の転職事情

まず、最近のミドルシニアの転職事情についてふれてみましょう。
若い世代に比べると、40代、50代の中高年の求人は多くありません。
その理由としては年齢が高いため給与が高い、適応能力が高くない、年齢相応のスキルがない…などが挙げられます。

ですが、面接でプラスのイメージを与えることが可能であれば、成功することは可能です。
ミドルシニアが転職先企業が持つ中高年へのマイナスイメージを覆すことができるよう次のことを心がけましょう。

転職先企業が求めることを理解する

基本的に、企業がミドルシニアの転職者に望むのは管理能力や即戦力があるかどうかです。

自分のスキルを客観的に判断できる

また、前職の規模や自分の社会的立場を考慮せず、自分自身どの程度のスキルがあるかを客観的に判断しましょう。
転職先企業に採用されたら具体的にどう役に立てるのか、市場価値を把握することが大切ですね。

この2つの能力があってこそ、企業は中高年にふさわしいスキルを持った人、高い給料を払ってでも採用したい人と思ってもらえるはずです。

中高年が転職に成功するには面接対策が重要

ミドルシニアが転職試験を受ける際、一般の採用試験とは違い筆記試験がなく、面接だけのことも多いです。
筆記試験がある場合も、面接試験が重要視される割合は非常に高く、70%は面接にポイントが置かれるかと思います。
つまり、筆記試験で多少点数が悪くても、面接で好印象であれば採用される確率が高いということになりますね。

採用側からすれば、筆記試験だけで採用を判断することはほぼなく、面接で転職希望者と実際に会った上で話を聞き、人柄を見極めて採用したいと思っています。
特に最近は不景気が続いており、面接を重要視する企業が増えており、採用試験=面接と言っていいほどです。
つまり、面接対策をしっかりと行っていれば、中高年が転職に成功することは十分に可能なわけですね!

ミドルシニアが面接を受ける時のポイント

では、ミドルシニアが転職活動で面接を受ける際のポイントについて見てみましょう。

第一印象が重要

ミドルシニアが転職面接で大切なのは第一印象をよくすること。
ポイントは身だしなみを整えること、態度に気をつけることです。

転職の面接で第一印象がよくないと、不利なのは間違いありません。
社会人として、身だしなみには十分注意しましょう。

まず、服装はもちろんですが、ヘアスタイルは整えておきましょう。
髪の毛がグチャグチャでシャツがしわだらけの人を採用したいと思うはずがありません。
男性の場合、スーツを着ればいいですが、女性の場合年齢にふさわしいスーツや、シャツとスカートの組み合わせなどがオススメです。

ふさわしい態度で

また、面接での態度にも気を配りましょう。
日ごろお客さんと直接接する仕事でない場合、あいさつやお辞儀の仕方を前もって練習しておきます。
また、話をする時は面接担当者の目を見てしっかりとした口調で話す、相手の話は最後まで聞く…など、基本的なマナーを頭に入れておきます。
「新入社員じゃあるまいし…」などと思われそうですが、実際ミドルシニアの方でマナーがなっていない方も多いです。

自分ができているかどうか、今一度考えてみてください。

質問されたことだけに答える

転職の面接の際、大切なのは面接担当者に質問されたことだけを答えるということ。
中高年の方がよくやるパターンに自慢話を一方的に話すというのがあります。

面接官より自分の方が年上だからと言って、自慢話をするのはいかがなものかと思います。
いくら自分より若くても、転職すれば上司に当たるわけなので、絶対にやめておくべきです。
もし、自分の経歴やスキルに自信があるなら、職務履歴書に書くようにします。
面接担当者は前もってその職務履歴書を見ているはずなので、面接で再度自慢話をする必要はありません。

また、その場で考えて答えようとすると話がまとまらなかったりするため、前もって紙に書き何度も書き直したり、読み返したりしましょう。
そうすれば、文章が洗練され分かりやすくなるはずです。
ムダな言葉をなくし分かりやすく答えることができれば、採用されやすいはずですよ。

退職理由の答え方に気を配る

ミドルシニアが転職面接で聞かれる質問に退職理由と志望動機があります。
では、退職理由についてどういうふうに答えればいいのでしょうか?

面接担当者にとって、転職希望者がすべて前向きな理由で退職していると思ってはいません。
そのため、退職理由を聞かれたらポジティブな答えを心がけましょう。

前職の悪口やぐちを言ったり、周りのせいにしないことが重要です。
また、うそをつくのもやめましょう。
正直な今の気持ちをポジティブに答えます。

たとえば、
退職理由は転職先の企業に当てはまらないものがよく、前職では~でしたので、御社で~にチャレンジしたい…など、志望動機につながるものだとベターです。
その理由はもし、前職を辞めた理由が転職先でも当てはまるものだとすぐに辞めてしまうと取られるからです。

そうすれば、「この人を採用すればわが社で活躍してくれるかも!」と思ってもらえるでしょう。

また、面接担当者は転職希望社の志望動機を聞き、熱意の高さや自社に合う人材かどうかを見ています。
そのため、面接先の企業の社風や展望などをしっかりとリサーチしておき、自分のスキルや目標と重ねて話すことが大切です。
そうすれば、「長く働いてくれそう」「自社に合う人材だ」などと思ってもらえるはずですよ?

面接が終わっても気を抜かない

面接が無事終わると、一気に緊張感がほぐれてしまいそうですが、会社から出るまで気持ちを緩めるのは注意が必要です。
では、退室の際、どういうことに気を配ればいいのでしょうか?

面接担当者が「面接を終わります」と言ったら退室してもいいですが、椅子に座ったまま面接へのお礼をします。
お礼が終わったらお辞儀をし立ち上がります。
椅子の横に立ち一礼後、ドアの前まで移動し面接担当者の方に向かってお礼をします。
ドアは静かに閉め大きな音を立てないよう注意しましょう。

部屋から出たら、すぐに飲んだり食べたり、スマホを触ったりせず、すぐに建物から出ることが大切です。
建物から出るまでは油断は禁物です!

ミドルシニア世代の面接でのNG行動

では、中高年が転職の面接の際、やってはいけない行動とはどのようなものなのでしょうか?

中高年の方は相手が自分より年下だと分かると、横柄な態度を取る人が多いです。
もし、転職面接で横柄な態度を取ったら、面接担当者の印象はどうでしょうか?
採用後、同じように年下の社員に横柄な態度を取ると思われれば、評価が悪くなるのは当然です。
いくら年上で経験を積んでいても、だれに対しても同じように接し横柄な態度を取るのはやめましょう。

中高年が転職を成功させるために気をつけること

中高年が転職を成功させるには面接対策が重要ですが、それ以外に気をつけることってあるんでしょうか?

家族の協力を得る

若い世代ならともかく、中高年ともなるとそう簡単に転職先が決まるとは限りません。
そのため、ある程度転職先が決まるには時間がかかると家族に伝えておきましょう。
そうすれば、家族も理解してくれ転職活動に協力してくれるはずですよ。

年収は高望みしない

家族がいる場合は特に、年収はできるだけ高い方がありがたいです。
ですが、実際は中高年の転職は厳しく、年収を高望みするのはどうかと思います。
ある程度譲歩することが大切ですね。

焦らない

ミドルシニアが転職活動を行う場合、焦って決めてしまうと後悔する羽目になります。
ある程度時間がかかると覚悟の上、気持ちや金銭的な余裕を持って進めましょう。

まとめ

ミドルシニアに関わらず、転職面接は緊張するものです。
せっかく面接対策を入念に行ったのに、その場になると緊張してうまく答えられなかった…という経験はだれにでもあることです。
ただ、前もって面接先の企業についてしっかりとリサーチし自分のこれまでのスキルや経験の棚卸しをした上で応募先にどう貢献できるかを考えておけば、面接がうまくいくはずです。
そのためにも、ぜひ転職エージェントに登録していただき、プロのアドバイスを受けることが大切ですね!

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