目次
はじめに
あん摩マッサージ師指圧師になるには50代では遅すぎるでしょうか?
50代のシニア世代であっても、あん摩マッサージ師に転職しチャレンジしてみたい!と思っておられる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここでは50代でもあん摩マッサージ指圧師として転職は可能なのかどうか解説してみたいと思います。
あん摩マッサージ指圧師とは
そもそも、マッサージとは何かと言うと筋肉の表面部分をもみほぐし、硬くなってしまった筋肉やその周りの神経や血管などをもみほぐし、身体の疲労やコリなどを改善する施術を指します。
このような施術はあん摩マッサージ指圧師の資格がないとできないと決められています。
最近よくマッサージ店をよく見かけるようになりましたが、これはあくまでもマッサージの類似行為であり、国家資格を取得せずマッサージを行っているお店です。
どちらかと言うと、リラクゼーションを目的にしたサービスで、資格がない人は全てあん摩マッサージ指圧師ではなくマッサージ師ということになります。
あん摩マッサージ指圧師になるにはあん摩マッサージ指圧師の国家資格に合格しなければなりません。
しかも、この試験は誰でも受験できるのではなく、あん摩マッサージ指圧師を養成する専門学校や大学などで学んだ上で受験資格を得なければなりません。
養成施設において、専門的な科目や技術を学び、受験することになります。
また、あん摩マッサージ指圧師の国家試験は多くの科目がはり師やきゅう師の受験科目と重なっているものがあるため、同時に受験する方も多いです。
はりやきゅうの資格も取得すれば、あん摩マッサージ指圧師の資格だけを取得しているより、就職や転職に非常に有利だからでしょう。
あん摩マッサージ指圧師の仕事内容
では、あん摩マッサージ指圧師の仕事内容はどのようなものなんでしょうか?
あん摩マッサージ指圧師はあん摩を行うのはもちろんですが、施術する人の体調に配慮しながらマッサージも行っていきます。
わが国ではドイツの医学を元にした治療方法としてマッサージが医療現場に取り入れられたという経緯があり、その後現在まで普及し続けてきました。
あん摩もマッサージも病気を治療するだけでなく、予防や健康を促進するためのものとして広く行われるようになっています。
では、あん摩とマッサージの違うとは何かと言うと、あん摩は服の上から施術するのに対しマッサージは皮膚に直接触れ施術を行うもので、あん摩は遠心性、マッサージは求心性という点も違っていますね。
あん摩マッサージ指圧師の活躍の場
では、あん摩マッサージ指圧師が活躍できる場にはどのようなところがあるんでしょうか?
あん摩マッサージ指圧師の資格があると、さまざまな場で活躍することが可能です。
ほとんどの方は治療院などで働いていますが、他にも医療機関で働くあん摩マッサージ指圧師も多いです。
診療科目で言うと、リハビリ科や整形外科などですね。
さらに、実業団やスポーツチームなどで働きスポーツトレーナーとして活躍している人もいます。
特に、最近多いのが介護施設など高齢者関連施設で働くあん摩マッサージ指圧師で、介護福祉の分野において今後ますます需要が高まると予想されます。
また、身体の不自由な方のための社会福祉施設などでも、あん摩マッサージ指圧師の配置が義務付けられていたり、あん摩マッサージ指圧の技術を学ぶ人に指導する仕事などもあるようです。
50代でもあん摩マッサージ指圧師への転職は可能?
では、実際に50代の中高年であっても、あん摩マッサージ指圧師への転職ってできるんでしょうか?
現在、あん摩マッサージ指圧師の需要はどうなのかと言うと、国家資格を取得すればさまざまなマッサージ店などのお店で働けるほか、独立開業も可能です。
その理由は以前と比べ、スマホやパソコンの急速な普及により同じ姿勢で長時間勉強や仕事をすることが増え、腰痛や肩こりなどに悩まされる人が急増しているからです。
その年齢層も若い方から年配の方まで幅広く、自分自身でこれらの症状を改善するのは難しく、施術に頼らざるを得ません。
そのため、あん摩マッサージ指圧師の需要は高まることが予想されています。
また、あん摩マッサージ指圧師の仕事が将来性が高い仕事である理由は国家資格を持っているため、いくつになっても働き続けられる仕事だからです。
そのため、独立開業してもある程度収入が見込めるのは間違いかと思います。
さらに、スキルアップを続けることで顧客が増える可能性もあるため、高収入につながる場合もあるでしょう。
ただ、独立開業する場合はどういう働き方をしたいか、どういうあん摩マッサージ指圧師になりたいか…など、しっかりと考えることが重要です。
結論を言うと、50代のシニア世代であっても、あん摩マッサージ指圧師として転職できる可能性は非常に高いです。
あん摩マッサージ指圧師として転職するメリット
では、50代の中高年があん摩マッサージ指圧師として転職するメリットってどのようなものなんでしょうか?
スキルアップができる
あん摩マッサージ指圧師として働く場合、年齢に関わらず生涯働き続けることが可能なのはこの上ないメリットです。
あん摩マッサージ指圧師の資格以外にもさまざまな資格を取得すれば仕事の幅もひろがるでしょう。
たとえば、上で述べたようなはり師やきゅう師、美容関連の資格を取る…などですね。
資格を取ったり、医療の現場で経験を積めば健康や身体について知識を深められ、患者さんのためになるのと同時に、自分や家族など周りの人の健康についても役立つのもメリットではないでしょうか?
また、勉強した分だけスキルアップできるのもあん摩マッサージ指圧師として働く上でのメリットで、その結果独立開業につなげることもできますね。
心身共に健康にできる
また、あん摩マッサージ指圧師として働くメリットに心身ともに苦しむ人を楽にしてあげられることです。
身体につらいところがあれば、精神的にもつらく暗い気持ちになりますが、あん摩マッサージ指圧師として身体を楽にしてあげられれば、精神的にも楽になるでしょう。
生涯働き続けることができる
あん摩マッサージ指圧師の最大のメリットは他の資格も取得することでスキルアップでき独立開業でき、生涯働き続けられることです。
実際に、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得する方は学校を卒業したばかりの若者だけではなく、リストラなどの影響で社会人の方も増えており、中高年の方も多いです。
現在、大企業であってもいつリストラされるか分からないため、生涯働けるという資格は非常に貴重な存在で、新しい仕事にチャレンジするという意味でも、あん摩マッサージ指圧師の資格の人気は高まりつつあるようですね。
そういったことから、あん摩マッサージ指圧師の専門学校では社会人の入学を歓迎しており、定年を間近に控えた社会人の方々が働きながら学んでいるようです。
あん摩マッサージ指圧師として有利に転職するには
50代のシニア世代があん摩マッサージ指圧師に転職するとなると、少しでも有利に転職したいと思いますよね?
では、有利に転職する方法ってあるんでしょうか?
他の資格も取得する
たとえば、理学療法士の資格も取得するというのがあります。
理学療法士とは運動や機器などを使いリハビリを行うもので、専門的な視点からけがの予防などができるため、あん摩マッサージ指圧師の資格と合わせて取得しておけば、転職の際かなり有利です。
ただ、理学療法士もだれでもなれるわけでなく、国家資格を取得いしなければなりません。
最近、あん摩マッサージ指圧師がスポーツ分野で活躍する機会が増えています。
そのため、アスレチックトレーナーの資格も併せもっていれば、有利に転職できるかと思います。
プロスポーツの分野など、あん摩マッサージは非常に重要視されているからです。
履歴書作成に注意する
これはどの仕事でも共通することですが、履歴書作成には十分注意しましょう。
たとえば、写真の選び方や志望動機の書き方には要注意です。
採用する側からすれば、最も重要視するのは求職者の志望動機だと言えます。
志望動機を見れば、どういう考え方なのかある程度把握できますね。
履歴書にはさまざまなことが書かれていますが、採用側はその中でもなぜ、自社に応募してくれたのか知りたいので、前もって応募する会社の公式サイトや求人票を調べた上で履歴書作成を行いましょう。
また、履歴書に貼付する写真の選び方も重要です。
当然ですが、スマホで撮ったり旅行先で撮ったような写真を使うのはNGです。
スーツを着用し、身なりを整えた上で証明写真を撮りましょう。
文字ばかりの履歴書で貼付されている写真は非常に目立つため、まず目がいくのは証明写真と言っていいほどです。
そのため、証明写真の選び方には十分な注意が必要となります。
第一印象がよくなるよう、写真写りのいいものを選びましょう!
面接では第一印象に注意を
面接時に大切なのはいかに第一印象をよくするかです。
第一印象を左右するのは身だしなみだと言ってよく、いくら中身が大切とは言え、採用担当は面接時身だしなみをチェックしています。
ポイントはどんな年代の方からも好感が持てる身だしなみかどうか…ということ。
面接に行く前には前身が写る鏡でチェックし、できれば家族などにも見てもらうといいでしょう。
まとめ
50代のシニア世代があん摩マッサージ指圧師として転職できるのか?有利に転職する方法はどのようなものなのかなど解説しました。
今後、介護福祉分野やスポーツの分野で活躍が期待できるあん摩マッサージ指圧師。
50代の中高年の方でも生涯働き続けられる魅力的な仕事です。
いくつになってもチャレンジし続けることは可能です。
ぜひ、あん摩マッサージ指圧師の資格取得に向け行動を起こしてみてはいかがでしょうか?