ミドル、シニア求人転職比較

シニア・中高年の就職、転職、求人をテーマにした情報サイト

文字サイズを変更できます

  • 通常
  • 大きく

医療・福祉・介護 転職のノウハウ

シニア世代の理学療法士が再就職に成功するには!?定年後活躍できる職場はどこ?

投稿日:

はじめに
理学療法士という仕事はさまざまな施設で、訓練やリハビリを行う際になくてはならない存在です。
今後、さらに高齢化が進むことを考えても、理学療法士の需要は高まることが予想されます。
そのため、理学療法士が定年後再就職を考えることは多いですが、しっかりとポイントをおさえておかないと、希望する再就職先を見つけることは難しいです。
そこで、ここではシニア世代の理学療法士が再就職を考える際におさえておくべきポイントや職場探しのポイントについてもご紹介します。

シニア世代の理学療法士におすすめの転職先

医療施設

まず、オーソドックスな転職先として挙げられるのが医療施設で、たとえば病院や診療所などがあります。
ある調査によれば、全国の理学療法士のうち6割以上もの方がこの医療施設で働いているそうです。
医療施設で働く最大のメリットはさまざまな経験ができることで、主な仕事は急性期以降の患者さんをサポートすることです。

福祉施設

65才以上の高齢者で溶解後人芸を受けた人などが入所する施設、自宅で自立した生活を送るための訓練をサポートする通所リハビリテーションや障がい者の方のための障がい者療養施設、身体障がい者
療養施設、身体障がい者福祉センターなどもおすすめです。
また、障がいをお持ちのお子さんが入所、通所する児童福祉施設もシニア世代の理学療法士の再就職先に向いているでしょう。

地域包括支援センター

また、地域包括支援センターに再就職するという手もあります。
ここは地域の住民のための福祉や医療、保険の向上や介護予防マネジメント、虐待防止などをトータルで行っている施設のことで、理学療法士が直接自宅を訪問し指導を利用者の状態を確認したり、指導を行うこともあります。

スポーツの分野

理学療法士の再就職先としてスポーツでけがを負った人の回復をサポートするスポーツリハビリもあります。
物理療法、運動療法を行いサポートするのがこのスポーツリハビリで、けがを負った選手を復帰へできるだけ短い期間で導くやりがいのある仕事です。
さらに、故障しづらい身体づくりや疲労回復についてもサポートしていきます。
中にはプロスポーツチームでトレーナーとなり、理学療法士としてやりがいを感じながら働いている方も多いです。

研究・教育施設

理学療法士の需要は高まってきており、若手の養成に力を入れていることから若手を指導する場も増えています。
また、シニア世代の理学療法士ともなれば経験や実績が豊富なため
臨床実習指導者の認定試験を受験できるようになります。
これまで長年培ってきた経験やスキルを活かし、若手の育成に取り組むのも定年後の働き方としておすすめですね。

シニア世代の理学療法士が再就職に成功するには

自分の実績を把握し再就職理由を明確にする

シニア世代の理学療法士が定年後再就職する場合、なぜ再就職したいのかはっきりしていない、自分の実績を明確にしていないと、再就職先を見つけづらいです。
中には再就職しない方がいい場合もあったりします。
どうして再就職したいのかその目的をはっきりさせ、自分のキャリアに合った再就職先を見つけるようにしましょう。
たとえば、再就職後できるだけ収入を得たいという場合は基本給はいくらなのか、昇給率はどのくらいかを考慮しつつ再就職先を探すことがポイントです。
自分が再就職する上でベースになるものはなにか?はっきりとさせた上で再就職先を探すことがポイントです。

医療施設以外で働くことも視野に

理学療法士として国家資格を取得しているからこそさまざまな臨床現場で活躍できますが、何も医療施設だけにこだわる必要はありません。
最近、理学療法士の働く場所の幅が広がっていることから、医療施設以外にも活躍の場は多いです。
たとえば、上でも書いた通り訪問看護ステーションなどでも理学療法士の需要は高まっており、さまざまな企業や個人がそのような事業所を立ち上げています。
さらに、理学療法士は運動の専門家であることから、さまざまな公的施設なので運動や保健福祉業務、健康指導などの分野でニーズが高まってきています。
他にも、シニア世代ともなればキャリアも豊富なので、地域住民に対する指導や公園など介護に関わる需要も多いことが見込まれます。
臨床現場にこだわらず他の現場で理学療法士としてのキャリアやスキルを活かすことで、定年後の人生においてやりがいを感じられるかもしれません。
このように、長年の臨床現場でのキャリアを活かし臨床現場以外で自分のスキルやキャリアを活かすという考え方も持っておくといいでしょう。

再就職先の最適な時期を選ぶ

シニア世代の理学療法士が定年後再就職先を見つける場合、最適な時期を選ばないとうまくいかない場合があります。
一般的に、理学療法士の転職や再就職の最適な時期は3月末、5月、8月、12月だと言われています。
なぜこの時期が最適かと言うと、3月末は年度末ということで4月から気分を新たにする時期だということ、新しく事業を始める事業所も多いため求人数が多いこと…などがあります。
5月が最適な理由は4月から働き始めた人が合わないなどの理由で辞めてしまうこことから求人数が多くなり、中途採用の募集が増えるからです。
また、8月と12月は賞与が支給される時期のため、合わないなどの理由で辞めてしまっても働いた分が無駄にならないという理由です。

何を優先させるか考える

シニア世代の方が定年後再就職先を考える場合、何を優先すべきかについて考えましょう。
たとえば、定年後収入を得るために再就職するのか、やりがいを求めて再就職するのかによっても再就職先の探し方が変わってきます。
何のために定年後も働き続けたいのか?今一度明確にしておくようにしましょう。

転職エージェントを活用する

シニア世代の理学療法士の方なら1度や2度は転職サイトを利用したことがあるでしょう。
ただ、転職サイトはメリットが多いものの少し物足りない部分があるのも事実です。
転職サイトはただ求人を探すためなら十分ですが、本気で再就職先を探すとなると求人票の内容しか見れなかったり、自分で再就職先を探すのが難しかったりと、サービス面で満足できないことがあります。
いっぽうで、転職エージェントはどうかと言うと、求人を紹介するだけでなく転職について知識の豊富なキャリアアドバイザーがおり、希望や悩みなどを相談することが可能です。
もちろん、登録は無料で他にもさまざまなサービスがあります。
たとえば、求人票には掲載されていない非公開求人案件を教えてくれたり、条件に合った再就職先を探してもらえたり、給与面や待遇面など言いづらい条件の交渉を代わりにやってくれたり、希望する条件に合った再就職先が見つかるとメールが届いたり…などです。
つまり、転職サイトを活用しつつ転職エージェントに登録しておけばさらに自分にとって最適な再就職先を探すことができるはずですよ!

まとめ

シニア世代の理学療法士が定年後再就職する場合におすすめの職場や、成功するためのポイントをお教えしました。
理学療法士の需要は今後ますます高まることが予想されます。
医療施設だけにこだわらず、自分のキャリアを活かせる職場も視野に入れ、再就職活動を行っていただきたいです。
シニア世代の理学療法士のみなさんが定年後の再就職に成功されること、願ってします!

-医療・福祉・介護, 転職のノウハウ