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保育 転職のノウハウ

ミドルシニア世代の保育士が転職を有利に進めるポイント

更新日:

はじめに
保育士の仕事はとても奥が深く、ミドルシニア世代になっても続けたい!と思う方が多いです。
若いうちは全力で取り組める仕事ですし、女性の保育士が出産後復帰しても自分の子育て経験を活かせるので、子どもと関わるのが好きな人にとって、これ以上やりがいのある仕事はないのではないでしょうか。

ただ、ミドルシニア世代の保育士がなんらかの事情で転職する場合もあります。
業界経験者のミドルシニア世代の保育士が転職する際注意するべきことはどんなことなのでしょうか?
50代、60代のミドルシニア世代の業界経験者の保育士が転職する際の注意点などをまとめてみます。

保育士の仕事の魅力

その前に、保育士の魅力ってどういうものがあるのでしょう。

ブランクがあっても復職しやすい

現在、どの保育園も人材不足のため、長年専業主婦だった方や子育て、介護などでブランクがある方でも保育士の資格やある程度の実務経験があれば復職しやすい仕事です。
一般的に、転職するとなるとブランクがあれば転職しづらいことがほとんどですが、保育士なら正社員として復職しやすい仕事だと言っていいでしょう。

子どもの成長を見届けられる

また、保育士の仕事は子どもたちの成長をサポートでき、将来の希望に満ちた子どもたちと毎日関われる責任ある仕事です。
また、子どもと接することでやりがいを感じることができ、子どもの保護者からも感謝してもらえるなど、人の役に立っていることを直接感じられる魅力ある仕事でもあります。

ミドルシニア世代の業界経験者が転職する際のポイント

転職の目的を明確にする

ミドルシニア世代の業界経験者の保育士が転職する場合、なぜ転職したいのかその理由を明確にしましょう。
たとえば、給与面で不満がある、スキルアップしたい…など、さまざまな理由があるでしょう。

ただ、理由を挙げていく際表面上のものだけでなく、さらに掘り下げ、なぜ給与の高いところへ転職したいと思うのか考えるようにします。
家族と旅行などへ行きたいから給与の高いところへ転職したいなら、いくら給与が上がっても休みがないところだと本来の目的が達成できません。

転職サイトを利用する

さて、実際に業界経験者のミドルシニア世代の保育士が転職する際のポイントとして、転職サイトに登録することが挙げられます。
自分の人脈やつてだけで転職活動をするのもいいですが、実際のところ限界があるでしょう。
転職サイトなら保育士として転職するための的確なアドバイスをくれますし、求人情報について詳細な情報をもらうことができます。
そのため、現状の自分でもやっていけるかどうか判断しやすくなるでしょう。

そもそも保育士の仕事は非常に多忙です。
朝早くから行事前だと夜遅くまで仕事があったり、持ち帰って仕事することもあります。
そのため、保育士の仕事をしながら転職活動を続けるのは非常に体力と時間を消耗します。

そんな時、転職サイトを利用すれば転職についてのアドバイスや転職時期のみきわめ、転職先の面接日の調整、給与についての交渉など、転職についてあらゆることをサポートしてくれます。
もちろん、登録は無料のことがほとんどなので、自分1人でなんとかしようとせず、転職サイトを有効活用していただきたいです。
ただ、この便利な転職サイトもうまく使いこなせないと後で後悔する羽目になります。
いくら好条件の転職先を紹介してもらっても、最終的に判断するのは自分自身なので、保育士の仕事で多忙だからと言って、なにもかも転職サイト任せにするのは避けましょう。

また、保育士向けセミナーなども開催されているので、そういったものに参加するのも手ですね。

転職を有利にする資格を取得する

業界経験者のミドルシニア世代の保育士が転職するとなると、保育士以外に資格を持っていれば、転職を有利に進められます。

保育士という仕事は直接子どもと関わるため、資格を持っているだけでも保護者やさまざまな人から信頼を得られるでしょう。
ただ、保育士以外にも転職の際に民間資格を取得しておけば、さらに転職活動をスムーズに進められます。

保育士が取得しておくと有利な民間資格には次のようなものがあります。
1.リトミック指導員
この資格は子どもたちが音楽に親しむことで音感やリズム感を教えられる仕事です。

2.絵本専門士
この民間資格は高度な絵本についての知識があり、子どもの読書活動を推し進めるための資格です。

3.認定病児保育スペシャリスト
体調の悪い子どもを預かるプロの資格です。

実際に転職先の園を見学に行く

いざ転職してみると園の方針や保育のやり方が自分の思うものと違っていた…ということはよくあります。
ミドルシニア世代の方が面接の際、自分の保育に対する考え方やポリシー、意気込みなどをアピールするでしょう。
それらが転職先の園の考え方と合っていれば、転職後やりがいを感じながら働き続けられます。
ですが、面接の際に違和感がなくても、実際に働き始めたら園との考え方が全く違っていた…ということもよくあります。
転職してしまった後に気づいても後のまつりで、「こんなはずじゃなかった…」とがっかりしてしまいますし、その園の方針や考え方に沿った仕事をしなければなりません。
実際に自分がこうしたいと思っていることととのギャップがどんどん膨らんでしまうと、せっかく業界経験者として転職したのに、また転職しなければならなくなります。

そうならないためにも、前もって園を見学させてもらうことをおすすめします。
場合によっては面接の時など、転職先の園の様子を見学することができます。
その際に、働いている保育士の様子や保育のやり方などをしっかりと見ておきましょう。

もし、その時なんらかの違和感を覚えたら、その場で質問するといいでしょう。
どういう方針で保育しているのか、どうしてその方法なのか…など、率直にその場で聞くといいかと思います。
そうすれば、自分の考え方とその園が近いか、合っているのかどうか見極められるからです。

書類やネット上の情報だけでは園の情報を詳細に得るのは困難なので、実際に自分の目で見ることが大切です。
保育士の経験をある程度積んでいれば、園の様子を実際に見ることで園の雰囲気や様子を把握できるはずですよ。

50代、60代のミドルシニア世代はハローワークと転職サイトの併用を!

ミドルシニア世代ともなれば、年齢を理由に登録を断られてしまう場合もあります。
特に、若い人向けの転職サイトの場合、紹介できる仕事がないと断られてしまうという話を聞きます。
そんな時、ハローワークで転職先を紹介してもらうという方法もありますが、正直なところ転職サイトの方がまだ好条件の求人が多い…というレベルです。
そのため、転職サイトに登録した上でハローワークに通うという併用がオススメです。

また、転職サイトでもミドルシニア世代向けに特化したものなど、ミドルシニア世代でもさまざまな転職先を紹介してくれる転職サイトに積極的に登録しましょう。

まとめ

ミドルシニア世代の50代、60代の業界経験者が保育士として転職する場合のおさえておきたいポイントなどをご紹介しました。

保育士は慢性的に人手不足なので、転職するのは難しとは言えません。
ただ、ミドルシニア世代ともなると若い保育士よりは不利なのは間違いないため、いかに有利に転職を進められるかしっかりとポイントをおさえておいていただきたいです!

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