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調理・飲食 転職のノウハウ

ミドルシニア世代の調理師が転職を有利に進めるには?!

更新日:

はじめに
調理師として長年働いていると、高いスキルや人脈が身につきます。
それらを活かし、さらにキャリアアップしたいと思うのは当然です。
では実際に、業界経験者のミドルシニア世代の調理師の方が転職するのは可能なのでしょうか?
また、転職活動を有利にすすめる方法があるのか、ここで詳しくお教えしたいと思います。
転職をお考えのミドルシニア世代の調理師の方のお役に立てばと思います。

調理師の転職理由

まず、ミドルシニア世代に関わらず調理師が転職したいと思う理由にはどんな物があるのでしょうか?

待遇や給料が仕事に見合っていない

調理師の仕事は一日中立ちっぱなし、重いものを持ったりと、かなり激務です。
ですが、給与面はどうかと言うと決して高いとは言えません。
求人サイトなどで見てみると分かるように、都内でも調理師の仕事は月収20万円に満たないところもあるほどで、地方ともなればそれ以下のところがほとんどです。
こういった待遇面や収入面が悪すぎて調理師の仕事を辞めたいと思う人も多いです。

人間関係

また、これはどんな職場にもあることですが、人間関係が悪く転職したいという調理師は多いです。
調理師が働く飲食店や施設などでは正社員よりパートやアルバイトの数の方が多かったりします。
パートの中には年配の方も多いため人生経験の豊富さから、正社員の調理師に対して理不尽な要求をしてくることもあります。

そういった人間関係がストレスになり転職を考える調理師は多いです。

仕事にやりがいがない

調理師になりたいと思う人のほとんどは料理を作るのが好きという方ばかりです。

ですが、調理師と一言で言っても病院や学校などで調理師として働く場合など、オリジナリティを発揮できるような場面も少なく、大量に短時間で調理するのが目的となります。
そうなると、本来調理師の仕事に求める「料理をする楽しさ」を感じられなくなり、やりがいが得られず転職したい…と思うこともあるようです。

ミドルシニア世代の調理師であっても、こういった理由から本気で転職を考えるようになることもあるようです。

業界経験者のミドルシニア世代が転職を成功させるには

やりたいことを自己分析する

ミドルシニア世代の調理師は若い世代の人と比べ、転職するのは簡単だとは言えません。
そのため、転職したらなにがしたいのか、しっかりと自己分析することが重要です。

これまでの調理師としての自分を振り返ってみて、転職したら何がしたいのか?をしっかりと自己分析しましょう。
そのためにさまざまな考え方があるものの、最善の方法はいかにモチベーションを上げられる要素は何か?ということ。
たとえば、調理師としてこれまで関わってきた業務において、どんな場面でモチベーションが上がった場面はどんな時で、どんな仕事内容だったかを今一度振り返ってみましょう。

何ができるか考える

さらに、自分には今何ができるのかについても分析してみましょう。
できることを考える最善の方法は自分のこれまでの経験を振り返ってみることです。
その中で自分ができることはなんなのかを導き出します。
さらに、できることが分かったらできないことも明確にしていきましょう。

譲れないことは何かを明確に

また、どうしても譲れない条件について優先順位をつけていきましょう。
たとえば、給与は○万円以上、勤務地は自宅から○分以内、正社員…などの条件です。

正直、ミドルシニア世代ともなるとぜいたくな条件を出すのは躊躇しますが、いざ転職した後に後悔することにもなりかねないので、絶対に譲れない条件については明確にしておいたほうがよさそうです。
優先順位をつけたら、これより下は場合によっては諦める…などと考えるようにします。
転職を進めていく中である程度の妥協も仕方のないことです。

ジャンルごとに特徴を把握してみる

また、飲食店に転職したい場合だと休日出勤の頻度はどうかとか、学校や企業内の食堂ならどうなのか、ホテルなどの施設ならシフト制なのか?など、ジャンルごとに勤務形態はさまざまです。
自分が希望する条件に最適なジャンルを選んでみるのも転職を効率的に進めるのにおすすめです。

たとえば、家族と休みの日に過ごしたいと思うなら、休日は休みの学校や企業内の食堂、料理のスキルをアップさせたいならホテルのレストラン…などというように、自分の目標や生活スタイルに合わせて転職先を絞っていくといいでしょう。

転職サイトを利用するメリット

50代、60代のミドルシニア世代が調理師として転職する場合、転職サイトをぜひ利用していただきたいです。
転職サイトの最大のメリットは業界に詳しいキャリアカウンセラーが相談に乗ってくれたり、有益な情報を提供してくれたりすること。
あなたのスキルや経歴などを考慮して最善のアドバイスをしてくれます。

また、どんなジャンルの仕事を選べばいいのか相談に乗ってくれます。
それらを踏まえた上で調理師求人を紹介してくれるので、本当に自分の適性に合っているのかどうか不安になりませんし、もし悩みがあってもアドバイスをもらえます。
ミドルシニア世代の調理師の方で転職が初めて、不安…などの方にとって転職サイトの利用は必要不可欠です。

また、転職サイトなら希望の転職先に就職するための面接準備や選考書類の作成方法などをアドバイスしてくれたりします。
また、調理師として働きながら転職活動を行っていくにはスケジュールの調整が必要になりますが、転職先とあなたとの間に入り最適な日程を組んでくれるので、自分でスケジュール調整を行う必要もありません。

実際に転職活動を行うとなればやるべきことが膨大なので、何をしたらいいか分からないというミドルシニア世代の調理師の方はとりあえず、転職サイトに登録しておくことをオススメします。

転職サイトは複数登録を

ミドルシニア世代の調理師の方が転職活動をする際、転職サイトを利用するのがおすすめと申しましたが、複数登録するのがより効果的です。

その理由は転職サイトによってそれぞれ掲載されている求人が違うためです。
大手の転職サイトに掲載されていない求人が中小の転職サイトに載っている場合もあります。
つまり、大手だからと言って全ての求人を掲載できるとは限らないのです。

さらに、転職サイトによって限定求人を掲載していることもあり、特定の転職サイトにしか載っていない求人というのが存在します。
また、複数の転職サイトに登録するメリットに応募できる数を増やせるというのがあります。
転職サイトには大量の求人が掲載されていますが、希望する条件で検索をかけてみると分かるように、実際に応募できる件数はそう多くはありません。
50代、60代のミドルシニア世代ともなればなおさらです。
ですが、複数の転職サイトに登録しておけば、自分の希望する条件で検索してもある程度の応募数が確保できます。
ミドルシニア世代にとって重要なのは応募数をできるだけ多くすること。
複数の転職サイトに登録すれば、それが可能となるわけですね。

まとめ

ミドルシニア世代の調理師の転職理由や、有利に転職活動を進める方法などをまとめてみました。

若い世代とは違い、ミドルシニア世代は経験を積んでいるとは言っても転職は厳しいのは間違いなさそうです。
いかに効率的に転職活動を進められるかによって成功するかどうかが決まります。
ぜひ、ポイントをおさえていただき、1日も早く希望に沿う転職先を見つけてくださいね!

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