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ミドル世代の配送ドライバーが転職する際の注意点

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はじめに
ミドル世代の配送ドライバーが転職するとなったと時、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
現在、少子化が進み若者の求人倍率は上がるいっぽうで、人材の確保が難しくなっています。
とは言え、企業は採用が困難だからと言って何も対策を行わないと、経営が圧迫されかねません。
長期的な視点で若者の人材確保も重要ですが、企業にとって短期的な視点から、経験豊富なミドル世代を積極的に採用することを真剣に考える必要がありそうです。
そこで、ここではミドル世代の配送ドライバーの転職事情や、転職活動を行う上での注意点などをご紹介しましょう。
転職をお考えの方のご参考になればと思います。

ミドル世代の転職事情

20代の若者の転職とミドル世代の転職を比べた場合、同じ内容かと言われるとそうでないのは言うまでもありません。
ミドル世代の方で転職を検討されている方のほとんどは転職が厳しいことを理解しています。
さらに、ミドル世代の方が転職を成功させられる人材はどんな人か?どんな業界なら有利か…など、しっかりと考えている人は多いです。
そもそも、ミドル世代の配送ドライバーの方が転職を考える時、なぜ転職したいと思うのか明確にすることが大切です。
自分がなぜ転職したいと思うのかはっきりさせた上で転職活動を行えば、満足のいく転職先を見つけることができるはずです。

ミドル世代でも有利になる職種はある

ミドル世代というだけで面接すら受けさせてもらえないこともありますが、なんでもかんでも応募したところで時間と手間のむだになるでしょう。
運送業界の方が転職活動を行う場合、ミドル世代ということが不利にならない職種に絞ることがポイントです。
たとえば、年齢があまりハンデにならない職種にタクシードライバーがあります。
タクシードライバーは若い方より地理に対する知識や免許の有無、人生経験などが重要視されるからです。
それに、タクシードライバーならお客さんを乗せれば乗せるほど収入がもらえるので、ドライバーの中でもメリットの多い職種です。
現在配送ドライバーをやっている方で今より収入を落としたくないという方は都内でタクシードライバーをすれば、500万円程度の年収が見込めるとも言われています。
同じ業界で収入アップを狙うなら、タクシードライバーへの転職を検討するのも手ですね。
人とのコミュニケーションが得意、人と関わるのが好きという方は考えてみてもよさそうですね。

ミドル世代の配送ドライバーが転職する際の注意点

できれば大手企業を狙う

ミドル世代のドライバーの方が転職活動の際に注意したいポイントに企業の規模というのがあります。
ミドル世代ともなれば難しいかもしれませんが、できれば経営が安定した大手の方がオススメです。
もっとも簡単な探し方として、大手企業の名前をピックアップしネット検索を行うという方法があります。
ただ、検索すればさまざまな検索結果が表示されるかと思いますが、詳細をきちんと見ておきましょう。
中には大企業の荷物を運んでいるだけ、大企業と提携しているだけ…などの企業もあるので、しっかりと自分に合った条件のものを見極めなければなりません。
たとえ求人広告の内容や条件がよくても、それだけで転職先候補にするのはやめましょう。

勤務時間に要注意

ドライバーの仕事は道の混み具合などで仕事が長引くこともあります。
そのため、求人広告どおりの勤務時間になるとは限りませんので、業務内容をしっかりと確認しどの程度ハードなのか前もってしっかりと調べておきましょう。
転職したものの想像していたより勤務時間が長かった…なんてことのないよう、前もってチェックしておくことが大切です。

これまでの環境が全て変わることを理解する

ミドル世代の配送ドライバーの方が転職するとなると、職場が変わることで全ての環境が変わってしまうということに注意しましょう。
当たり前のことですが、トップや部下、上司、働き方、収入面など全て変わってしまいます。
若ければ転職しても柔軟性があるため環境が変わっても対応しやすいですが、ミドル世代ともなればそういうわけにもいきません。
特に経営者の考え方が想像していたものと違った場合、簡単に受け入れられないことが多いです。
ミドル世代の配送ドライバーの方は長年働いてきているため、自分の働き方や考え方が固まってしまっています。
それはいいことであると同時に悪いことでもあります。
転職するとなれば新しい職場でそれまでの職場と全く違っていたりした場合、新しい職場に合わせていかねばならないからです。
柔軟に対応できるかどうかがミドル世代が転職を成功されられるかどうかの重要なポイントになりそうです。

ミドル世代の配送ドライバーが面接を受ける際の注意点

面接のための準備

ドライバーと一言で言ってもさまざまな職種があり、タクシードライバーや配送ドライバー、トラック運転手などがあります。
職種によって面接の内容が違っているものの、面接の際に必要な基本的なものに履歴書、免許証、印鑑、筆記用具などがあります。
当然、履歴書にはきちんと証明写真を貼付し、これまでの運転手としての経歴やアピールポイントなどを記載しておきましょう。
社会人のマナーとして履歴書はかばんに入れきれいな状態で持っていきます。
ポケットなどに入れてもっていくなどもってのほかです。
中には面接後即座に採用してもらえる場合もあるので、印鑑と免許証は必須です。
また、面接会場に迷わないようしっかりとメモして行くようにします。
もし、なんらかのトラブルで面接の時間に遅れそうになったら連絡できるよう、あらかじめ面接先の電話番号を登録しておきましょう。

面接の際の注意点

運送業界で働く場合、スーツを着用することはありません。
仕事中は作業着など動きやすい服装でいることが多いので、面接官が作業着の場合も多いです。
ですが、面接官が作業着だからと言っても、自分もそうでいいということではありません。
いくら運送業界とは言え、面接の際はきちんとスーツを着用しネクタイをしめていくのは社会人として当然のマナーです。
いざ面接当日にスーツを着てみたら体型が変わっていてサイズが合わなかったということのないよう、前もって着てみるようにしましょう。
また、ドライバーの仕事は常に時間の正確さが重要視されますので、面接の時間に遅刻しないことは当然です。
遅くとも面接開始の10分前には会場に到着しておくようにしましょう。
そのためにも、前もって面接会場までの所要時間と経路を確認しておきましょう。
さらに、ドライバーの仕事はただものやひとを運べばいいというわけではなく、人との関わりも大切です。
面接の際はきはきとあいさつや自己紹介ができるミドル世代の方の方が採用につながりやすいことは言うまでもありません。

まとめ

ミドル世代の配送ドライバーの方が転職する場合の注意点や、面接時のポイントなどをご紹介しました。
現在、転職をお考えのミドル世代の方にとって、参考にしていただける内容だったでしょうか?
ミドル世代ともなると仕事のスタイルや考え方が固まってしまっており、転職先で新しいものに合わせていくのが難しかったりします。
ですが、転職するということは新しい環境に柔軟に対応していかねばならなりません。
それまでの固定概念を払拭し、新しい人生をスタートできるよう柔軟な考え方で転職活動を行いましょう!

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