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医療・福祉・介護 転職のノウハウ

50代でも転職可能?ケアマネージャー編

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はじめに
50代の方で介護業界へ転職をお考えの方の中にはケアマネージャーを候補の1つとして挙げてらっしゃる方もあるでしょう。
ケアマネージャーは介護の仕事の中でも、高齢者に直接触れ合うというより、介護プランを立てたり提供することが中心の仕事です。
ここでは50代でもケアマネージャーとして転職は可能なのかどうか、解説したいと思います。
50代の方でケアマネージャーとして転職を検討されている方はぜひご参考にしてみてください。

ケアマネージャーになるには

では、ケアマネージャーになるにはどうすればいいのでしょうか?
毎年10月に行われるケアマネージャー試験に合格した上で介護支援専門員実務者研修を受講する必要があります。
また、国家資格である介護福祉士などの業務を5年間、通算900日以上実務経験していなければなりません。

ケアマネージャーの仕事内容

では、具体的にケアマネージャーの仕事内容について見ていきましょう。

施設ケアマネージャー

いっぽうで、施設ケアマネの方はと言うと、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど有料老人ホームで利用者のケアプランを作成するのが主な業務です。
また、現場で働く介護スタッフとのコミュニケーションも重要で、場合によっては現場スタッフの教育や勉強会を開いたりもします。

居宅ケアマネージャー

ケアマネージャーの中でも居宅ケアマネの場合、利用者の自宅
で本人やご家族がどういう生活状況におかれているのか、どのような介護サービスを受けたいと思われているのか聞き取る必要があります。
可能な限り利用者やご家族の希望に沿うケアプランを作成し、月に1度は訪問をし、心身の状態や相談ごとがないかを聞き取り、何か変わったことがあればその都度ケアプランを変更していきます。
他にも、サービスを提供する事業所から収集したさまざまな情報から利用料の計算や、サービス提供者と話し合ったりします。

50代でもケアマネージャーに転職できる?

では、実際に50代の方でもケアマネージャーに転職して活躍することってできるんでしょうか?

わが国では現在、少子高齢化社会が進んでおり、さまざまな介護関連施設で人材確保が叫ばれています。
そのため、好条件でケアマネージャーの確保を進めており、いわばケアマネージャーにとって有利な状況が続いているのが現状です。
ですが、ケアマネージャーの資格を取得したものの他の仕事に就いている方も多いです。
資格を保有していても5年ごとの更新が必要だったり、研修を受けたりする必要があったりなどの理由から、更新を行っていない方が多くケアマネージャーの数は慢性的に不足しています。
今後ますます高齢化社会が進むのは間違いなく、ケアマネージャーの重要性は高まるばかりです。

さらに職務範囲も拡がり、介護利用者にとって今より身近な存在になるのは間違いありません。
介護ビジネスについてもさらに発展すると予想され、ケアマネージャーの将来性はますます高くなるでしょうし、居宅介護支援事業所などの管理者としてキャリアアップも見込めます。
そのため、、ケアマネージャーは今後社会的地位が上がるのは間違いなさそうです。
つまり、50代であってもケアマネージャーとして転職することは十分可能だということですね。

シニア世代がケアマネージャーとして働く魅力

では、50代のシニア世代がケアマネージャーとして転職するメリットってどのようなものなのが考えられるでしょうか?

利用者や家族から喜ばれる存在になれる

そもそも、ケアマネージャーは介護士施設になくてはならない存在であり、介護が必要となる利用者にとって必要不可欠な存在です。さらに、介護を受ける方のご家族にとってもさまざまな問題を解決するサポートができる存在なので、ご家族からも喜ばれる存在となれるでしょう。
自分の言動や行動1つ1つが利用者にとって助けとなり、日々の生活の質を高められる…というのは非常に魅力的かと思います。
そういった充実した毎日の中でケアマネージャーとしての面白みを身につけ、スキルアップしていく方も多いです。
作成したケアプランによって、利用者やそのご家族がさまざまな問題を解決し改善があれば、こんなにうれしいことはありません。

さまざまな出会いがある

ケアマネージャーとして転職する魅力に、さまざまな出会いがあるというのがあります。
毎日の仕事の中でさまざまな人との出会いがあるので、時にはうまくコミュニケーションが取れないこともあるでしょう。
ですが、その困難を乗り越えた先に利用者やご家族が喜んでくれた時のうれしさは一言で言い表せないはずです。

ケアマネージャーに向いている人

では、ケアマネージャーとして働くのが向いている人とはどういう人なのでしょうか?

人の役に立ちたい人を大切にできる人

介護に関わる仕事は介護が必要な方をサポートし支える必要があります。
そのため、誰かの役に立ちたいと思っている人や他人を大切に思える方が向いています。
ケアマネージャーの仕事は利用者やそのご家族の要望を聞くことが大切ですので、誠実で信頼できる人でないと務まりません。
さらに、ケアマネージャーはさまざまな介護関連施設において35人の利用者に対し1人配置しなければならないと決まっています。
ケアマネージャー1人当たり数十件ものケアプランを作成することもあるため、同時に多くの案件を進行していくスキルが要求されます。
また、大量の書類を作成しなければならないので、事務作業が苦でないと務まりません。

50代がケアマネージャーとして転職するコツ

ケアマネージャーの仕事内容や魅力などが分かったところで、50代の中高年の方がケアマネージャーとして転職するコツはどのようなものなんでしょうか?

実務経験を積もう

50代のシニア世代がケアマネージャーとして転職するためには当然ですが、ケアマネジャーの資格を取得しなければなりません。
介護や医療関連の国家資格が何もなく、介護業界での実務経験もなければ、なんらかの実務経験を積む必要があります。
ベストな方法としては実務経験を積みながら資格取得の勉強を並行して行うことでしょう。
経験がないのにいきなり正社員として転職するのは困難かと思いますので、まずはパートやアルバイト、契約社員などで経験を積んだ上でスキルアップしていくのがコツかと思います。

志望動機の書き方に工夫を

50代のシニア世代がケアマネージャーとして転職を成功させるには経験年数が長い方が有利になるのは間違いなさそうです。
そのため、ケアマネージャーの資格を取得したばかりの方は履歴書の志望動機の書き方に工夫をしましょう。
注意したいのはあまり大きな目標を書くのではなく転職後の意気込みやケアマネージャーになるためどのような業務に関わってきた…などを書きましょう。

対応力の柔軟さや経験の豊富さをアピールしよう

上でも書いたとおり、超高齢化社会が進む中、ケアマネージャーの需要は高まるばかりです。
施設ケアマネージャーの場合は特に、利用者のケアプランを作成したり、状況を把握するだけでなく夜勤などさまざまな業務をこなさなければなりません。
さらに、利用者やその家族とも頻繁に接するためコミュニケーション能力も要求されます。
そのため、50代という年齢が武器になる上、柔軟な対応力や豊富な経験を前面に押し出せます。

複数の案件を並行して進める

50代でケアマネージャーとして転職する場合、1つの求人に絞って進めていく方が多いです。
ですが、そうなると好条件の求人が出た時タイミングをのがしてしまう可能性があります。
だれでも好条件の求人が出ればすぐに飛びつくでしょうから、1つの求人に絞らず自分の条件に合う求人を見逃さないようにしましょう。

転職サイトを利用する

とは言え、仕事をしながら転職活動を行うのはハードなので転職サイトをうまく利用しましょう。
転職サイトの登録も複数行うことで、効率よく転職活動を進められます。
ちなみに、転職サイトは無料で利用できるものばかりですので、ぜひ登録してくださいね。

介護業界に特化した転職サイトに登録を

世の中にはさまざまな転職サイトが存在しますが、ケアマネージャーなどはっきりと職種が決まっているなら介護業界に特化した転職サイトの利用がベストです。
そうすれば、効率よく転職活動ができる上、さまざまな有益な情報が集められるからです。
さらに、スカウト機能があるものなら登録すると希望する条件に合う求人があると連絡がもらえます。

転職エージェントを活用するべき

複数の転職サイトに登録するのはもちろんですが、転職エージェントの活用も大切です。
転職エージェントは専門のアドバイザーが転職についてさまざまな相談に乗ってくれます。
また、職務履歴書や履歴書の添削、面接指導、相手先との条件面の交渉…など、自分1人では難しいさまざまな手続きなどを代行してくれるのがメリットです。
もちろん、転職エージェントについても無料で利用できるのでぜひ登録してみてください。

まとめ

50代でもケアマネージャーとして転職は可能なのか?その理由についても解説しました。
ケアマネージャーは人材不足が続いており、今後ますます需要は高まるばかりです。
また、介護業界においてケアマネージャーは重要な役割を持ち、介護や医療業界で実務経験がないと務まらないスキルの高い仕事です。
もし、50代の介護や医療関連未経験の中高年の方がケアマネージャーとして転職をお考えなら、受験資格を満たした上で介護支援専門員資格を取得しなければなりません。
ですが、逆に考えるとケアマネージャーの資格を取得し転職がうまくいけば年収アップも可能ですし、充実した毎日を送ることができる仕事です。
50代のシニア世代がケアマネージャーの転職に成功したいなら、ここでご紹介したことをご参考にしていただければと思います!

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