目次
はじめに
就職し何十年もの長年の間仕事人生を続けてきて、やっと迎えた定年。
定年後はゆったりと趣味を楽しみたいところですが、年金をもらえるのは65歳から。
健康だし、それまでの間だけでも仕事を続けようという人は多いはず。
そこで、ここでは定年退職後の再就職の際の仕事の見つけ方などについてまとめてみます。
もうすぐ定年…という人も、そうでない人もぜひ読んでみてくださいね。
定年後再就職する理由
そもそも、定年後再就職する理由ってどういうことがあるのでしょうか？
生活のため
シニア世代は社会へ貢献したいという高い意識を持った世代ですが、と同時に、高齢になっても働かなければならない理由があるのも事実です。
年金額が多かったり、退職金がある程度もらえればまだいいですが、それだけで十分に生活できない方が多いはず。
生活費や旅行代に足りない分を、定年後後の再就職で賄いたいと思っている人も多いことかと思います。
そのため、高齢にも関わらずシニア世代は嘱託やアルバイトなどで働き、フルタイムとは言わなくても無理することなく働く人が増えています。
健康のため
また、シニア世代の退職後の再就職の理由として社会的貢献や生活のためという以外に、健康のためというのもあるようです。
高齢化社会が進む中、毎日のようにテレビやネットなどで健康についてのさまざまな情報が得られる中、健康意識の高いシニア世代が増えています。
長生きするなら、当然健康でいたいと思うのは当たり前です。
定年後の再就職によって仕事や人間関係から常に刺激を受け続けることで健康にいい影響が出るのは想像がつきます。
それに、通勤中や仕事をすることで体を動かすことになるため、家の中でただじっとテレビを見たり、パソコンを触っているだけに比べ、精神的にも肉体的にも健康的な生活を送れるはずだと考えているシニア世代が多いのでしょう。
つまり、リタイアしてもまた働くということは自分の生活や健康にとっても、社会にとってもいいことづくめ。
活き活きとしたシニアライフを送るためにも、定年後の再就職をおすすめいたします。
定年後の復職を成功させる方法
働いていた職場で働きたい場合
さて、定年後の再就職を希望する場合、まず自分のライフスタイルや健康面を考えた上でどのように働くかを考える必要が出てきます。
そうなると、これまで働いていた職場で働くのか、別の仕事を見つけるのか考える必要がありますが、それまで働いていた職場で働きたい場合どうすればいいのでしょうか？
この場合だと、再雇用制度または勤務延長制度のいずれかを選ぶことになるでしょう。
もし、再雇用制度を選んだ場合、同じ職場であってもいったん退職した後再就職したという形になるため、待遇や勤務条件が変わることが多いです。
また、ほとんどの場合正社員という扱いではなく嘱託という扱いになり、給与は大幅に下がります。
ただ、勤務時間は短くなるのでプライベートの時間を多く持てるようになるのがメリット。
ですが、この制度を使って復職した場合は全く違う仕事をする可能性もあるので、待遇面や仕事内容などどうなるかしっかりと確認しておかねばなりません。
いっぽうで、勤務延長制度を利用した場合はどうなるのでしょうか？
この場合だと定年前と同様の条件で働くことができ、待遇面や給与面、勤務時間や仕事内容なども同じ場合がほとんどです。
かなり魅力的な制度ですが、ほとんどの企業はこの制度を取り入れていないため、実際にこの制度があるのかどうか前もって確認しておき、いざ退職するとなった時困らないようにしておきましょう。
人材紹介会社を利用する
シニア世代が定年後の復職を希望する場合に、人材紹介会社を利用するという手もあります。
ただ、一言で人材紹介会社と言っても、さまざまな会社があり特におすすめなのがシニアの求人に強みのある会社です。
こういったシニア向けの人材紹介会社を選ぶことで、より効率的に定年後の再就職を成功させることができます。
つまり、どのシニア向け求人会社を選ぶかが重要なポイントになってきます。
まず、いくつかよさそうな会社をピックアップし、登録だけでもしておきましょう。
その後、自分との相性や担当者の対応などを見て、絞り込んでいけばOKです。
シルバー人材センターに登録する
シニアのみなさんはシルバー人材センターという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、ここはいわば高齢者が登録し仕事を紹介してもらうところ。
地域ごとに設置されており、公益社団法人として運営が行われています。
そのため、信頼性が高いのが特徴ですが数千円程度の年会費がかかるので注意しましょう。
紹介される仕事のほとんどが報酬形式で時給や日給とは違っているのである程度の収入を希望するシニアにとっては不向きかもしれませんね。
派遣会社に登録する
定年後の再就職の方法として派遣会社に登録するという方法もあります。
この方法だとアルバイトとは違い不安定で肉体労働がほとんどなので、体力に自信のあるシニアにおススメです。
また、日雇いや週雇いの仕事が多いので、日程に融通がきくのも魅力的。
ただ、長期間ずっと同じ現場で仕事をすることはほとんどないため、その場その場で新しい仕事を覚える必要がアります。
決まった職場でアルバイトをしながら、休みの日など、不定期に仕事を入れる場合に向いていると言えるでしょう。
ハローワークに相談に行く
ハローワークは仕事を探す場所として一番手っ取り早いところかもしれません。
ハローワークの最大のメリットは職業訓練が受けられるということ。
定年後しばらくの間空白期間がある方など、職業訓練が受けられるのは大変ありがたいことですよね？
さらに、窓口で保険関係の手続きなども行ってくれ、定年後の再就職の相談についても当然乗ってもらえます。
フリーランスとして起業する
定年後再び働く方法の1つに、フリーランスとして起業するというのもあります。
たとえば、何か資格を持っていたり、文章を書いたりデザインやシステム構築など得意分野があればフリーランスとして起業してみてはいかがでしょうか？
フリーで仕事をすると、好きな時に好きなように仕事ができます。
老後の生活を楽しみながらある程度の収入が得られたらうれしいと思いませんか？
求人情報誌で探す
最近はネットで仕事を探す人が増えているため、求人情報誌で定年後の再就職先を探す人は減っているかもしれません。
ただ、スマホやパソコンをお持ちでないにシニアの方はこの方法がオススメです。
基本的に掲載されている求人の内容は求人サイトも求人情報誌もほぼ同じで、webか紙かという違いだけです。
では、webにはなく求人情報誌だけのメリットって何があるのでしょうか？
それは直接企業に自分で連絡を取れることです。
自分から直接電話をかけ、履歴書などを送ることになるため直接やりとりすることになりますが、自ら積極的に行動したいというシニア方には最適の方法です。
まとめ
定年後の再就職について、その目的や方法などをまとめてみました。
高齢化社会が進むわが国では定年後も再就職して仕事をしたいというシニア世代が増えています。
その理由も社会に貢献したいというだけでなく、生活のため、健康のため…などさまざま。
定年後もできればバリバリ仕事を続けたいと思うのは当然のことです。
ここでご紹介したことを参考にしていただき、定年後の再就職の際にお役立てください！