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施工管理 転職のノウハウ

シニア層の建設業、施工管理業界の転職の現状って?!

更新日:

はじめに
わが国では現在、定年は60歳、その後再雇用制度を利用してのんびり働く…という風潮がなくなりつつあり、建設業や施工管理業界ではシニア層を対象にした求人を募集している企業が増えています。
そこでここでは、中高年の建設業、施工管理業経験者の転職の現状について、さまざまな視点から見ていきたいと思います。
建設業や施工管理業の仕事をされている中高年の方必見です!

シニア層の転職の現状

ひと昔前までは転職の限界は35歳だったのが、現在では大きく変化しており30代や40代どころか、50代への求人ニーズが高くなっています。
企業が新規事業や新規マーケットへ進出しようとする中で、高度な問題解決能力、人材育成能力、交渉力を持つ人材は年齢に関わらず、欲しい人材だからです。
そんな中高年に絞った転職サイトも増えており、日に日に求人案件が充実していっています。

建設業界、施工管理業界の現状

テレビや新聞のニュースでもやっているように、人材不足が慢性化しています。
もちろん、建設業界や施工管理業界でもそれは同じ。
特に日本は少子高齢化が進んでおり、建設業界にも影響が及んでいます。
建設業の仕事は過酷な場所でのものが多いため、体力が勝負であることは紛れもない事実です。
そのため、中高年になると業界を離れる人が多く、若い働き手はどんどん減っているのが現状です。
現在、2020年の東京オリンピックに向け建設ラッシュが続いていますが、オリンピックが終わるとそれが終わるというわけではなく、その後2025年には大阪万博も予定されているため、その後も続くと考えられます。
さらに、東京オリンピックのため後回しになっていた、さまざまな工事をオリンピック終了後再開する必要があります。
建設業や施工管理業界ではオリンピックが終わってからの方が需要が高まるのでは?という意見もあるほどです。

建設業におけるシニアの人材活用

さて、この建設業では人材活用を積極的に行っています。
ひと昔前までは当然だった60歳定年制度はほぼなくなり、その後も働くシニアが増えています。
あるデータによれば、66歳以上でも働くことのできる産業として、サービス業、郵便・運輸業、飲食サービス・宿泊業、建設業…という業界が挙げられます。
さらに、建設業界では定年制度のない企業が多く、その理由は技術が必要なことから資格のある人に対するニーズが高まっているからです。
つまり、建設業界ではシニア層の活用が他の業界より一歩先に進んでいるということです。
施行管理の求人の主なものは20~40代となっていますが、シニア層の転職の可能性がないというわけではなく、シニア大歓迎と書かれた求人も多く見受けられます。
ただ、中高年層を歓迎している求人のほとんどは資格を必要としており、たとえば二級建築士や一級建築士、建築施工管理の実務経験などが必要となります。
歳を取るほど新しく技術や知識を得るのは難しくなるため、シニア層で経験がないとなれば施工管理の転職は難しいと言っていいでしょう。
逆に、中高年になるまで施工管理の仕事をしていたシニア層は記帳な人材と言ってもいいわけです。
そういったことを考えると、施工管理の技術や知識を持ったシニア層が転職するのはそう難しくないと言っていいわけです。

施行管理業におけるシニアの人材活用

いっぽうで、施工管理業界の現状はどうなっているのかと言うと、特に重要視されるのが資格があるかどうか。
施行管理技士は施工管理の実務上必ずしも必要な資格ではないものの、有資格者だと転職活動で高評価を得られるほか、現場に入っても周りからの信頼を得やすいので、結果的に快適に働けるということです。

シニア層が建築業、施工管理業で転職するメリット

建築業、施工管理業のシニア層が転職するメリットにはどういうものがあるのでしょうか?
たとえば、地方の中小建設会社で働いていたのをシニア層向けの建築業求人サイトで転職した結果、大手ゼネコンへ転職できたという例があります。
その際、専門のシニア向け転職サイトを利用するかと思いますが、そいういった専門のサイトに登録しておけば、条件にあてはまる案件が出るとメールで知らせてくれ、その中から自分にぴったりの案件に応募できます。
また、転職後もサポート体制が万全なので安心できます。
つまり、手間や時間をかけずに自分が満足できる求人に応募できるということです。

企業にとってシニアを採用するメリット

建設業、施工管理業に関わらず、企業がシニア層を採用するのにメリットってあるんでしょうか?
一般的に中高年は働く意欲が高い人が多いです。
豊かな経験や技術を持ち、勤労意欲も高いので企業側にとってはお即戦力になる可能性が非常に高いのはありがたいことです。
具体的なメリットにどのようなものがあるのでしょうか?

豊かな人脈や技術、経験があり即戦力になる

シニア層のほとんどはこれまでの仕事の中で得た技術やノウハウ、人脈などを若い人たちに還元しようとする意識が高いです。
それが若い層のモチベーションやモラル向上につがなります。
さらに、経験豊かな中高年を採用すれば人材を育てるコストが削減できる上、年齢ではなく成果や能力を元に判断していることにつながるため企業にとってもイメージアップです。

離職率が低く職場の活性化になる

中高年層は一般的に若い人達に比べ仕事を見つけるのが難しいので離職率が低いです。
ほとんどの中高年は生活するために仕事を探すので、勤労意欲が高く勤務態度がよく離職しづらいというのが特徴です。
つまり、企業側からしてみると理想的な人材というわけですね。

助成金が受給できる

企業からすれば、シニア層を採用することで条件さえあれば、助成金を受け取ることができるのもメリットです。
この助成金制度を特定求職者雇用開発助成金と言います。
助成金制度が認められれば、賃金の一部を国から助成してもらうことが可能です。
ただ、認められるためにはいくつかの条件を満たさなければならないことになっています。

シニア層の建設業、施工管理業の転職は専門の求人サイトがおすすめ

建築業や施工管理業経験者のシニア層が転職する際、専門の求人サイトを利用するのがおすすめです。
専門の求人サイトであれば、シニア層向けに特化しているため基本的な条件以外にも詳細な仕事内容や企業側が求める人物像やその企業の社風などといった細かな内容についてもチェックできるからです。
さらに、業界に詳しいキャリアカウンセラーにアドバイスを受けることができ、転職活動の準備や面接対応などもサポートしてもらえます。
勤務先を退職すると不安ですし、そういったサポートを受けられるとなると安心できますよね?
また、会社を辞めずに働きながら転職活動することも可能なので、建築業や施工管理業界で働く中高年の方にぜひ一度試してみてもらいたいです!

まとめ

以前と比べ今やシニア層の求人がどんどん増えている中、建設業や施工管理業界で働いていた中高年向けの転職サイトは充実度を増すばかりです。
昔なら35歳を過ぎればもう転職は手遅れ…という風潮でしたが、今や50代を過ぎても優秀な人材を求める企業は多いのが現状です。
建設業や施工管理業で働いた経験を活かし、さらに処遇のいい企業へと転職を考えてみませんか?
あなたの優れた技術や人材育成能力、人脈があれば、今より待遇や収入のいい転職先が見つかるかもしれません。
ぜひ、一度検討してみていただきたいです!

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