目次
はじめに
みなさんはダンプカードライバーの仕事内容ってご存じでしょうか?
ダンプカードライバーとは土砂や砂利などを建設現場に運んだり、生コンやアスファルトなどを資材工場へ運んだりする仕事です。
ダンプカードライバーはトラックドライバーとは違い、荷物の積み下ろしや手積みを行う必要はないので、力仕事を伴うことはなさそうですが、運転する距離が長いので体力的にハードな仕事だと言えるでしょう。
ここではそんなダンプカードライバーの仕事内容やシニア世代が転職する際の注意点などを解説します。
ダンプカードライバーに必要な資格
そもそも、ダンプカーとはそのような車両かと言うと、土砂やアスファルトなどを積み決められた場所へ運搬するための車両のことで、荷台は可動式となっています。
荷台が上下に動き傾くので、荷台に積まれたものが滑り落ちる仕組みとなっており、一般的に10トン車が多いようですね。
では、ダンプカードライバーとして働くために必要な資格とはどういったものかと言うと、その重量に合った免許となります。
たとえば、最大積載量が4.5トン~6.5トンだと中型免許となり、7.5トン以上だと大型免許が必要です。
荷台を動かすのに特に免許は必要ないので、ダンプカードライバーとして必ず取得するべき免許は中型免許か大型免許のいずれかとなります。
ダンプカードライバーの仕事内容
ダンプカードライバーの仕事内容はどのようなものなのでしょうか?
まず、荷物を積み工事現場や建設現場などに運搬する仕事があります。
この場合、距離が近い場合もあれば長距離の場合もあり、依頼される仕事によって距離はさまざまです。
次に生産工場から生産工場へと荷物を運搬する仕事です。
この場合、ルートが決まっていることが多いようです。
最後は工場内での運搬です。
工場内で荷物を運搬するので公道を走る必要がなく渋滞などのストレスもありません。
ほとんどの場合残業もないので体力的にも楽かと思います。
ダンプカードライバーとして働くメリット
では、ダンプカードライバーとして働くメリットにはどのようなものがあるんでしょうか?
人間関係のトラブルがほとんどない
ダンプカードライバーで働くとなると、コミュニケーション能力が必要なのでは?と思われるかもしれませんが、それはほとんどありません。
基本的に1人でダンプカーを運転し決められた場所まで荷物を運ぶのが仕事で、働いている時間のほとんどは1人で過ごすので、人間関係の煩わしさはほとんどありません。
人との関わりが苦手、人間関係のトラブルは避けたいという方におすすめの仕事です。
初心者でも始めやすい
ダンプカードライバーの仕事をしたことがなくても、始めるハードルが低い仕事です。
必要な免許さえ取得すれば転職しやすくなっており、未経験可の求人も多いです。
また、他業種で得たさまざまな知識をさまざまな荷物を扱う物流業界で活かせることも多いです。
ダンプカードライバーの転職の現状
では、現在のダンプカードライバーの転職事情はどうなっているんでしょうか?
シニア世代であっても転職は可能なんでしょうか?
アベノミクスによる少子高齢化によるドライバー数の減少や物流量の増加により、トラックドライバーの数は減る一方です。
また、これまでトラックドライバーは収入が高い仕事とは言われていましたが、最近ではどのようなドライバーでも稼げるというわけでなく、企業によってかなり差があるのが実情です。
そのため、ダンプカードライバーとして転職する場合は転職先の企業を見極める必要がありそうです。
ダンプカードライバーに向いている人不向きな人
いくらダンプカードライバーの人材が不足していて需要が高いと言っても、誰でもなれるわけではありません。
若い世代ならまだしも、シニア世代ともなれば安易に転職できると考えるのは危険です。
ダンプカードライバーの仕事は常に危険を伴いますし、依頼主から預かった大切な荷物を届ける責任は大きいです。
そのため、規則や時間などがきちんと守れる自己管理ができる人でないと向きません。
また、運転中は常に周りの車両や歩行者などにも気を配る必要があり、事故を起こさないよう細心の注意を払う必要があります。
万が一トラブルや事故が起きた時も、冷静に対処できなければなりません。
常に冷静さを保てる人が向いていると言え、イライラするような人はダンプカードライバーには不向きだと考えます。
シニア世代がダンプカードライバーに転職する際のポイント
では、中高年がダンプカードライバーとして転職する場合、おさえておきたいポイントにはどのようなものがあるんでしょうか?
給与体系
まず、ダンプカードライバーの給料には月給制もあれば、歩合制や日給制などがあり給与体系はさまざまです。
このような条件で転職先とのミスマッチが起こらないよう注意しましょう。
ダンプカードライバーとして転職し歩合制でしっかり稼ごうと思っていたのに想像と違っていた…などよくある話です。
そうならないためにも、昇給やボーナスの有無など確認しておくべきでしょう。
ペナルティや保障内容
ダンプカードライバーは運転する仕事なので、常に事故のリスクがつきまといます。
もし、何らかのトラブルや事故が発生した際、どういう保障があるのか企業によってさまざまです。
中には全て事故責任の場合もあるので、リスクを考えるとあまりにペナルティが大きいところは避けた方がいいでしょう。
福利厚生
福利厚生についても確認しておきましょう。
企業によって福利厚生の充実度もさまざまですが、ダンプカードライバーが働きやすい環境を整えてくれているところもあります。
たとえば、保養所や社員旅行があったり、結婚や出産でお祝い金を支給してくれるところもあるようですね。
基本的にこういった福利厚生については大企業の方が中小企業より充実している場合が多いです。
必要なスキルや資格
そもそも、ダンプカードライバーとして転職先を探す場合、転職先で必要なスキルや資格を満たしているかどうかが重要です。
そのため、求人を確認する際、自分が応募要件を満たした資格を取得しているかどうかチェックしましょう。
さらに、歓迎する資格やスキルについても持っていると採用される確率が上がるので、そちらについてもチェックしましょう。
複数の転職方法を併用する
ダンプカードライバーとして転職する場合さまざまな方法がありますが、できれば1つの方法だけでなく複数の方法を併用しましょう。
20代や30代ならいくらでも転職先があるかと思いますが、シニア世代となるとそう簡単に転職先が見つかるとも限りません。
転職サイトはもちろん、ハローワークや転職エージェントなどをフル活用していただければと思います。
特に転職エージェントを活用すれば、担当のアドバイザーが自分に合った転職先を見つけてくれ、さまざまな相談にも応じてくれます。
まとめ
ダンプカードライバーの仕事内容や必要な資格、シニア世代がダンプカードライバーに転職する際のポイントなどを解説しました。
ダンプカードライバーの需要は高まるばかりとは言っても、シニア世代が簡単に転職に成功するのは難しいです。
できるだけ短期間で転職に成功するためにも、転職サイトや転職エージェントなど使えるものはなんでも使うべきかと思います。
無料で利用できるものばかりですので、ぜひフル活用してみてください!