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施工管理 転職のノウハウ

40代以降での建設業は大変?建設業の現状と転職事情

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建設業と聞くと仕事がきつく大変なイメージを持たれることが多いと思います。特に建設業でも現場で働く人の仕事はきつく、40代以降となると体力的にきつくなってくる現実があります。

ただ、今の会社がきついからといって40代で転職と聞くと、非常に厳しいイメージを持たれる人が多いかもしれません。かつての日本では転職は厳しく、転職できたとしても給料や待遇が低くなる現実がありました。
ですが実は現在の建設業界では、若い人の求人と同じくらいの勢いで40代以降の求人を募集している企業が増えているのです。

建設業界の現状

現在の建設業界では、きつい仕事のイメージから会社が求人を出しても若い人が集まらない傾向があります。なので建設業界では若い人が不足していると同時に、40代以降のミドルシニア層でも人手不足が起きているのです。20代の若者が求人を出しても集まらないのはわかるかもしれませんが、なぜ40代以降の人が不足しているのでしょうか。

それは、現在の40代以降の世代が就職氷河期世代にあたるからです。非常に会社の採用人数が少なく、その時の影響が現在に強く出ているのです。会社によっては40代前半の人がほとんどいないという会社もあったりするのです。
そしてその40代以降の建設業界で非常に人手不足となっているのが施工管理の仕事なのです。

人材不足と同時に、東京オリンピックへ向けての建設数の増加

40代以降の施工管理の仕事が不足しているだけでは、企業は急いで求人を出そうとしてはしません。施工管理の求人が増えているのは2020年の東京オリンピック開催が控えているからです。そのため建設ラッシュが続き、企業が人手を募集しているのです。

さらに東京オリンピックが終わったとしても、それまで着手できなかった工事や、高度経済成長期に建てられて、現在耐久性の限界を迎えつつあるコンクリート建造物の補修や工事がピークを迎えるので、まだまだ人手不足が続くのは間違いありません。

高い技術力と経験が必要

建設業には技術と経験が必要不可欠となり、施工地域や使う材料によって施工の仕方が変わってきます。アスファルトの転圧を行うだけでも、ベテラン・経験者・未経験者では大きな差が出てしまう世界なのです。
技術者と職人の世界のため、技術力と経験がものをいう現状があります。
そのため、技術力や経験を積み重ねたベテランが長く活躍することが出来、40代以降の経験者を採用しようとしている企業が多いのです。

建設業における施工管理の転職

施工管理は建設現場の品質・安全・工程の管理を行う仕事です。
もしかすると現場監督と施工管理者は何が違うの?というイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、施工管理者は現場監督の仕事以外に、デスクワークや外部との打ち合わせなどの仕事をこなさなければなりません。
施工管理者になるためには資格も必要で、受験資格として実務経験も必要となっているのです。
同時に発注者との打ち合わせや技術者の指導を行う必要があります。
そのため、若い施工管理者ではなく、年齢の高い40代以降の施工管理者が求められているのです。ではなぜそうなのかを紹介していきます。

企業はなぜ40代以降の施工管理者を求める?

施工管理の仕事は、現場監督の作業もしなければなりません。そのためには技術や経験が乏しい若い人だと、現場で働く人たちから信頼を得ることが出来ません。最悪命に係わることがある建設工事、そこでは人を信頼することがとても大切になってきます。
なので若い施工管理者よりも、技術や経験を積んだ40代以降の信頼できる施工管理者を企業は求めているのです。

建設業で転職する最大のメリット

やはり、転職することによって給料が上がり、福利厚生が手厚くなることです。
そのためには大手ゼネコンへの転職や、今よりも会社が大きく給料も福利厚生も良くなる企業へ転職することが必要となります。施工管理の資格を持っていれば、転職が非常に有利になりますし、給料も今以上に高くなる可能性が高いのです。

さらに、40代以降であれば経験者として即戦力として働くことが出来ます。
これは若い人にはない、経験あることの最大のメリットです。企業側からしても即戦力で工事を中断することなく進めてくれる経験者を起用出来る事は非常にメリットとなるのです。

外部との調整

経験が少ない施工管理者だと、工事を進めながら発注者や下請け業者とのやり取りを行うことが非常に大変です。ですが、即戦力である40代以降であれば、これまでやってきた仕事とそこまで変わりありませんので、外部との調整をスムーズに進めることが出来ます。

さらに発注者とのやり取りで、企業にとって悪いイメージを与えると、今後の仕事関係に亀裂が入り、仕事量が少なくなる可能性があるのです。やはりそういった場合には若い人よりも、年齢の高い経験者である40代以降の施工管理者が適任なのです。

建設業界ではミドルシニア層が重宝されている

もうすでに、何度も紹介していますが、建設業界では経験ある40代以降のミドルシニア層がとても重宝されています。若い人を採用して将来的にベテランまで育てていくことが企業としては重要ですが、若い人は離職率も高くそもそも募集をしても人が集まりにくい現状があります。さらに、若い人を採用しても即戦力となるには難しく、技術と経験を積み重ねるために非常に年数が掛かります。
ミドルシニア層であれば、すでに経験者ですし即戦力にもなります。さらに建設業界は活躍でいる年齢の幅が広く、若ければ有利というわけではありません。そのため、企業としては40代以降のミドルシニア層の採用を増やしたいため、転職での求人数を増やしているのです。

40代以降の建設業で転職を考えている場合は、専門の転職サイトを活用しよう

給料や福利厚生を良くしたいと思っているのであれば、転職サイトを活用しましょう。特に専門の転職サイトを利用することをおすすめします。
専門の転職サイトであれば、仕事の詳細や企業側がどのような人材を求めているのかわかりやすくなっています。さらに、どのような福利厚生があるのかを確認できますし、社風もわかるようになっているので、自分にとって求める職場なのかが普通の転職サイトよりもわかりやすくなっているのです。
さらに、40代以降のミドルシニア向けの転職サイトを活用することで、例えば苦手な面接対応や書類準備のサポートもしてもらえるのです。もちろん、一般的な転職サイトを利用することもできますが、様々な職種の求人があり特化をしていないので、職種分野を絞っている場合は使いにくいのです。実際に、専門の転職サイトを使うことで、地方の建設会社から大手ゼネコンへ転職が成功した事例もあるのです。

まとめ

以前よりも転職の経験や、転職での求人が増えているのは間違いありません。特に建設業界では2020年の東京オリンピックを控えているので、急いで求人を募集しているのです。
かつてであれば転職する人も少なく、40代以降であるミドルシニア層であれば転職は非常に難しいイメージがありました。ですが現在では、専門性の高い転職サイトや、ミドルシニア向けの転職サイトが充実しつつあります。それだけ、転職する人の数が増え、企業が若い人だけではなくミドルシニア層の採用に力を入れているのです。
もし現状の給料や福利厚生に満足できない場合は転職することを視野に入れましょう。建設業や施工管理者としての経験を活かして、今よりも待遇の良い企業へ転職を考えることをおすすめします。
是非、転職サイトを活用して、お持ちの技術と経験が活躍できる企業へ転職することを検討してみてください。

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