ミドル、シニア求人転職比較

シニア・中高年の就職、転職、求人をテーマにした情報サイト

文字サイズを変更できます

  • 通常
  • 大きく

転職のノウハウ

プログラマーは定年後も働き続けられる?再就職する際気をつけるべきこと

投稿日:

はじめに
プログラマーとして定年後まで働き、その後も再就職して働き続けたいというシニアミドル世代のプログラマーは多いかと思います。
ただ、定年後は体力も気力も衰えてくるため、若い頃のようにバリバリ働けるかどうか不安…という方がほとんどでしょう。
ここではプログラマーが定年後再就職し働き続けるのは可能なのかどうか、再就職するために気をつけるべきことなどを解説します!

定年後の再就職の現状

多くの方は定年まで働いた後、再就職するのでしょうか?
ある調査によれば、定年後働き続けている男性の割合は72%だそうで、つまりほとんどの方が定年後も仕事をしていることになります。
その理由は経済的、健康維持、健康なら働くのは当然だから…となっています。
特に60代前半の男性のほとんどは経済的理由というのが多く、定年を迎えても自分の生活や家族の生活のために働く必要がある方がほとんどなのです。

定年後、それまで働いていた職場と別の職場に再就職する方もいらっしゃるでしょうが、長年勤めてきた職場で再雇用制度などを利用し働き続ける方もいます。
再雇用制度とは定年でいったん退職し再度雇用契約を結ぶもの。
また、勤務延長制度というものもあり、これは定年を60歳から65歳まで延長し働き続ける制度です。
ただ、再雇用制度を利用した場合ほとんどの方は賃金が大幅に下がりますが、長年働き続けてきた環境の中で定年後も働き続けたいと思う方が多いため、この制度を利用することが多いです。

プログラマーの将来性

では、プログラマーとして定年後も再就職して働き続けることは可能なのか、将来性はどうなのか気になりますよね?
経済産業省の調査によれば、今後ますますプログラマーの人材不足は加速するようです。
つまり、プログラマーの将来性は高いと言えるわけです。
その根拠として、いくら質の高い商品やサービスを考案しても、それを作るプログラマーがいないと商品化できないからです。
いっぽうで、プログラマーは不要という意見も存在します。
不要なら定年後再就職なんてできない…と思いますが、それは違います。
プログラマーは不要だという方の主張は人工知能が発達し自動化されることで、人間は必要なくなるから…というものです。
ですが、実際は心配する必要はなく、変化の激しいIT業界で最新技術を常に得る努力をすればいいだけです。
また、人工知能による自動プログラミング技術が開発されたところで、それを網羅するプログラマーは必要になってきますし、管理する人材も必要となるため、プログラマーが不要になるなどという心配はありません。
定年後も努力次第では再就職し、現役プログラマーとして活躍し続けることが十分可能なんですね。

プログラマーが定年後無理なく働ける転職先

ただ、定年後再就職して働くとしても、肉体的精神的にきついなどの理由で無理なく働きたいという方も多いでしょう。
その場合、おすすめの転職先にはどういう物があるのでしょうか?

フリーのプログラマー

勤務していた職場で再雇用制度を使い定年後も働き続けるという方法もありますが、自宅でフリーランスとして働く方法もあります。
歳を取ると、満員電車に乗り通勤し続けるのは肉体的、精神的にかなりハードかと思います。
そのため、自宅などでクライアントから依頼された仕事をするという働き方も手ではないでしょうか?
この働き方なら、いくら歳を取っていてもそれまで培ってきたプログラミング技術を活かし、プログラマーとして活躍し続けることができるはずです。
また、自宅でフリーランスとしてプログラミングの仕事をすれば、仕事とプライベートどちらも充実させることができます。
好きな時に自分の好きなように仕事ができるため、ストレスなく仕事を続けることができるでしょう。
プログラミングの仕事はネットを介し成果物のやりとりができますし、日本だけでなく海外からの依頼を受注することだってできます。
ミドルシニア世代の方は定年を迎える前からある程度、フリーランスとして仕事をする準備をしておくのがいいかと思います。
勤務先によっては副業を許可しているところもあるかと思いますので、今のうちから少しずつ副業として始めておくと、よりスムーズに定年後フリーとして始められるかと思います。

講師として働く

また、プログラマーが定年後の再就職先として講師になり働くという方法もあります。
講師となってプログラミングスキルを人に教えるなら、年齢は関係ありません。
たとえば、プログラミングスクールで教えたり、新人研修で講師をしたり…などがありますね。
他にも、自分のこれまでのプログラミングスキルを提供することで案件の成果物のレベルアップすることなどで活かすこともできますね。

プログラマーが定年後も働き続けるため気をつけるべきこと

では、プログラマーが定年後も働き続けるために気をつけるべきことにはどのようなものがあるのでしょうか?

コミュニケーション能力を伸ばす

重要なのはどんな働き方をするにしても、単純にプログラミングさえできればいいというわけではないこと。
その理由はコーディングできるのはプログラマーとして当然で、周りの人たちとの協調性があるかどうかが重要になるからです。
たとえば、クライアントへの説明力や共感力などのコミュニケーション能力は必須です。
コミュニケーション能力は経験と共に培われていきますが、苦手と感じている方はミドルシニア世代のうちから心がけておくことが重要です。
年齢が高くなればなるほど自分中心にものごとをとらえがちになるもの…。
自己中心的な考え方はやめ、常に人の気持ちに立ち考え、行動できるようにしましょう。

マネジメント力を身につける

また、マネジメント力を身に着けておくと、定年後の再就職の際に役立ちます。
マネジメント力があれば、より責任のある仕事を任せてもらえる可能性が高いです。
実際に、プロジェクトをうまくまとめられる人材が不足している現在、この能力があることは大きな強みとなるはず…。
プロジェクトのまとめ役になっていたベテランのエンジニアが退職し減っていくとなれば、再就職の際にこのスキルがあれば有利になるのは間違いなさそうです。

学ぶ姿勢を持ち続ける

さらに、歳を取れば経験値が増えるからいいんだ…とあぐらをかき、学ぶことをやめるのは危険です。
プログラミングを学ぶことをやめてしまうと、周りから時代に取り残された人と認識されてしまい、ただのお荷物になってしまいます。
抵抗があるかもしれませんが、場合によっては若いプログラマーに質問することも重要です。
いくら、歳を取っているからと言って教えてもらえないなどということはないはずですよ。

転職エージェントの活用を

プログラマーとして定年後も再就職したい、転職先を探したいという場合は転職エージェントを活用することをおすすめします。
年齢や希望する条件に合わせ、キャリアアドバイザーが案件を紹介してくれたり、相談に乗ってくれるためオススメです。

まとめ

プログラマーの仕事は人工知能が発達してもなくなる心配はなく将来性の高い仕事です。
そのため、定年後も再就職し働き続けることは可能だと考えます。
ただ、そのためにはプログラマーとして努力を怠ってはいけません。
ぜひ、いつまでも働き続けられるようスキルアップ、コミュニケーション能力アップを心がけていただきたいです!

-転職のノウハウ