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調理・飲食 転職のノウハウ

中高年でも転職可能!魅力的な調理師の仕事!

更新日:

はじめに
調理師としてキャリアを積んできたミドルシニア世代の方の中には人間関係や収入などの理由で転職を希望する方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ミドルシニア世代になって転職するとなるとリスクがありそうで、なかなか踏み切れないかと思います。
ただ、ひと昔前までとは状況が変わってきており、最近ではミドルシニア世代の調理師の方も同じ業界、もしくは別の業界へ転職する方も増えています。
ここではそんな、調理師経験のあるミドルシニア世代の転職における注意点やおすすめの転職先などをご紹介します。

やりがいのある調理師の仕事

調理師の仕事はお客様からおいしい、また食べたいなどといった言葉をかけてもらえるやりがいのある仕事です。
サービスや接客だけでなく、料理がおいしいかどうかでお客様がお店を気に入るかどうか決まってきます。
それを決めるのが調理師と言え、責任の重さとともにやりがいがある仕事です。
おいしい料理を提供できれば売り上げが伸び、調理師として認められ評価や収入も上がるでしょう。
つまり、調理師として最も大切なのはいかにおいしい料理を作るかということ。
さらに、調理師はホールスタッフなどと共に協力し合い、忙しい時もうまくやっていかねばなりません。
つまり、料理の腕だけでなく協調性やコミュニケーション能力も必要とする仕事です。

転職に有利になる資格とは

では、調理師として経験を積んだミドルシニア世代の方が転職する際に持っていると有利になる資格ってどのようなものがあるのでしょうか?

調理師

お店で料理を作っている人は必ず持っていると思われがちな調理師免許ですが、実際はそうではありません。
調理師免許がなくても料理を作ることはできますが、ミドルシニア世代が転職の際持っていると有利な資格になります。
調理師資格は国家資格で調理法以外にも衛生や栄養など食に関わる知識を持っているとみなされるため、取得しておくと有利です。
ただ、資格を取るには実務経験が2年以上必要なので注意しましょう。

野菜ソムリエ

最近芸能人やタレントさんなどで、この資格を取ったというのを目にしますよね?
これは民間資格で野菜や果物に関する知識が豊富という証明になりますが、講座を受講しテストに合格すれば取得できます。
他にもワインソムリエなどお酒に関する資格を取っておくと転職の際に役立つでしょう。
お酒に関する資格を持っていれば、どんなお酒が料理に合うかアドバイスできたり、メニュー開発に役立つと考えられます。

栄養士

栄養士資格も保有しておくと転職の際に役立ちそうです。
取得するには栄養士養成施設を卒業していなければなりません。
ちなみに、管理栄養士は栄養士の資格を保有していれば受験できる資格でさらに難しい資格です。

ミドルシニア世代の調理師が転職する際の注意点

これは中高年の調理師が転職する場合に限りませんが、何度も転職を繰り返している方はマイナスにとらえられることが多いです。
そのため、「採用してもすぐ辞めてしまうだろう…」と評価され、不採用になる場合があります。
また、年齢的なことから必ずしも思い通りの仕事をさせてくれるとは限りません。
いくら経験を積んでいるとは言え、その職場に行けば新人です。
自分よりはるかに若い方に仕事を教えてもらわねばならないことも多いです。
また、収入が下がることも覚悟しておきましょう。
転職先で認められれば収入アップしていくこともあるので、認められるよう努力することが大切です。

転職する理由を明確にする

まず、ミドルシニア世代が転職する際、必ず転職したい理由があるはずです。
ただ、中にはそこまではっきりとした理由がない場合もあります。
その状態で転職しようとしてもうまくいくはずもないので、何が原因で転職したいのかよく考え、紙に書いてみるといいでしょう。
たとえば、人間関係、収入、待遇…などさまざまな理由があるはずです。

具体的な転職先

転職したい理由が明確になったら、どんな職場に転職したいのかはっきりさせましょう。
たとえば、現在働いているのがチェーンの飲食店なら次も同じようなところがいいのか、全く違う職場がいいのか…などをあげ、今一度具体的に自分がやってみたいことを考えた上で、どんな転職先を選ぶか考えるようにしましょう。

ミドルシニア世代におすすめの転職先

学校や保育所の給食

ミドルシニア世代の調理師におすすめの転職先として保育所や学校の給食の仕事があります。
公立の保育所や学校などは週休2日制で勤務時間が決まっていることが多いです。
現在働いている飲食店は休みが不規則とか深夜までで体力的につらい…という方にとって、ありがたいことではないでしょうか?

医療機関、老人ホーム

栄養士の資格を持っているミドルシニア世代の調理師の方なら、医療機関や老人ホームなどへ転職するという手もあります。
こういった施設の食事は一般の食事と違うため知識が必要なので、知識があれば転職しやすいです。

大手外食チェーン店

以前は大手外食チェーン店はブラック企業と言われ、労働環境の悪さが指摘されていました。
ですが、最近では改善されたため、週休2日制の導入を行っている企業もあります。
何より、大手企業だとさまざまな面で安心できるというのがあります。

企業の社員食堂

企業の社員食堂へ転職するのもおすすめです。
忙しいのはお昼だけですし、長時間労働や休日に働くこともありません。
ミドルシニア世代の方は体力的にも長時間働くのは負担が大きいため、こういった職場もおすすめです。

ミドルシニア世代の調理師の転職先におすすめの別業種

ミドルシニア世代の調理師の方が同じ調理の仕事へ転職するほかに、経験を活かし全く別の業種へ転職するという方法もあります。

食品メーカー

人間が生きていく上で食はなくてはならない存在です。
そのため、食品メーカーは浮き沈みの少ない安定した業界だと言えるでしょう。
調理師の仕事は不安定だから安定した仕事に就きたいというミドルシニア世代の調理師の方におすすめです。
食品メーカーに転職すれば、調理師で積んだ経験を活かし働くことが可能ですし、自分が開発に関わった食品が販売されるのは大変幸せでやりがいのある仕事ではないでしょうか?
また、最近の食品メーカーは国内だけでなく諸外国にも進出しているため、ミドルシニア世代とは言えどもキャリアアップが可能です。

介護職

わが国では少子高齢化が急激に進み、介護関係の仕事は慢性的に人材不足が続いています。
そのため、介護の仕事の経験がなくても採用されるケースが多いです。
転職時は介護の資格がなくても、働きながら資格を取ることもできるので、収入アップを狙うこともできます。
転職先を具体的に挙げてみると、老人ホームや介護施設などがありますが、調理師として得た知識や経験は高齢者と接する上でも役立つはずです。

まとめ

ミドルシニア世代の調理師が転職する際の注意点やおすすめの転職先について具体的に解説してみました。
さまざまな理由から中高年の調理師の方が転職を検討されるかと思います。
ただ、若い方と違って転職するのは簡単なことだとは言えません。
ご自分の調理師としての資格やスキルを前面に押し出したすなど、転職がうまくいくよう努力することが大切です。
もちろん、調理師かどうかに関わらず謙虚な気持ちでいることが大事です!

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