はじめに
こんにちは。
1年間シニアの転職についてさまざまな記事を書かせていただきました。
筆者自身50代ということもあり、勉強になることが非常に多かったです。
はじめの頃は「シニアが転職するなんて難しいのでは?」と思ったのですが、実際はそうではなくシニアであっても需要がありさまざまな仕事に就くことができると知りました。
今回は1年間シニアの転職についてブログを書かせてもらい学んだことや思ったことなどをご紹介します。
仕事続けるシニアが多い
シニアの転職についてブログを書きはじめて最初に感じたことは何歳になっても仕事を続けようと考え、転職する中高年が多いということ。
筆者の親世代は55歳になれば定年を迎え、その後は働かずゆったりと趣味や旅行を楽しむ…というのが一般的でした。
ですが、わたしたちの世代はそうではなく、シニア世代で転職し60歳を過ぎても働き続けるという人が多いです。
実際、自宅の近所に住むおそらく65歳以上の方々が朝仕事に出かけているのを目にします。
人生100年時代と言われる中、年金だけでは生活できない、働けるうちは働きたいという人が増えているからでしょう。
わが国の労働者のうち65歳の人口の割合は2011年以降急増しているそうです。
そのため、政府では高齢の労働者が安心して働けるような体制づくりを行っているそうで、今後もシニアが働き続けるのは間違いなさそうです。
なぜシニアが歳を取っても働き続けるのか
では、なぜシニアが歳を取ってもが働き続けるのかと言うと、定年後も健康で働ける人が多いからです。
60歳を過ぎても働き続けることができる人がほとんどです。
筆者自身も健康なのに働かないなんてもったいない、できれば一生働き続けたいと思います。
雇用する側にもメリットが多い
また、シニアを雇用する企業にもメリットが多いです。
転職市場は現在、売り手が有利な状態で若い世代は特に採用されやすいです。
いっぽうで、中高年であってもある程度の求人数があり、何歳になっても働き続けたいと考えるシニアにとってはありがたい時代となっています。
即戦力となる人材が多い
雇用する側から見ると、40代50代の中高年はスキルや経験を積んだ方が多いため即戦力として活躍が期待できます。
たとえば、長年営業畑を経験してきたシニアなら商談や顧客対応の実績が豊富でしょうし、技術者であればその分野についてはだれにも負けない知識を持っているでしょう。
そういった即戦力を採用できるのは企業にとって非常に好都合なのです。
既存のシニアのモチベーションがアップする
シニアを採用することにより、すでに働いているシニア社員のモチベーションが高まります。
転職し活躍する中高年を目にすることで、自分も頑張ろうという気持ちになりここで働き続けたいと思うはずです。
若手を教育できる
シニアを採用することで若手を採用してもらえるのもメリットです。
業務が忙しすぎて若い人を教育する余裕がない企業は多いですが、シニアならチームをまとめていた経験があったり、若い人の面倒をみていた人などが多いため非常に重宝します。
さまざまなスキルを身につけている中高年なら、転職後の職場でも若手から慕われ信頼される存在になるでしょう。
シニアの転職事情
実際に、シニアの転職事情はどうなっているのか見てみたいと思います。
正社員採用は減少
シニアが転職する機会が増えているとは言え、正社員として働く人は減っており、半数は非正規雇用となっています。
54歳以上ともなれば、非正規の方が多くなっておりシニアで正社員として働くのは難しいようです。
収入の減少
44歳以下の中高年が転職した場合年収が増えるケースが多いですが、それ以上だと年収が減少することが多いようですね。
ただ、収入面だけを重視するのはどうかと思うので、一概に収入が下がったからだめとは言えないでしょう。
ちなみに、シニアが転職する理由の多くがチャレンジしたい、やりがいを見つけたいというものだそうで、収入アップが目的の方はそこまで多くないようです。
歳を取るにつれ正社員として転職するのは困難になります。
ですが、いつまでも働き続けられるような仕事がしたい!社会のために役立ちたいという方が多いのが現状です。
シニア世代に人気の業界
では、中高年が転職する場合にどんな業界が人気なのか見てみましょう。
シニア世代の転職で求人が多いのがインフラ系です。
たとえば、建設、電気設備、プラントなどですね。
これらは常に人材不足が続いているため、求人数が多いように感じます。
これまで培ったスキルや経験を活かし活躍する中高年が多いようですね。
また、エンジニアの求人も多いようです。
ひと昔前に構築された機器やシステムなどを改修するため中高年を採用する企業が増えているからでしょう。
古い言語を使って行うため、50代以上のエンジニアが非常に重宝がられているようですね。
ただ、歳を取れば取るほど精神的、体力的に衰えるのは当然です。
また、自分の趣味や旅行、やりたいことなどプライベートを充実させたいと思う人も多いです。
そのため、正社員で働き続けるより別の働き方を選ぶ中高年が増えています。
今後もシニアは社会から必要とされ続けるでしょう。
筆者自身もいつまでも社会から必要とされ続ける人材でいられるよう、日々努力しなければと痛感しています。
シニアにオススメの働き方
1年間シニア転職のブログを書いてきて、中高年にとってどんな働き方がベストなんだろう?と考えました。
学校を卒業し就職し長年働いてきたシニアにとって、中高年になりお子さんが独立…ともなれば、仕事中心の生活からプライベートを重視した生活にシフトできるのが理想ではないでしょうか?
ただ、仕事一筋で頑張ってきた人がほとんどでいざ趣味に生きようとしても難しいです。
となれば、今までどおり正社員として働き続けるのもありですし、転職し、別の仕事にチャレンジするのもおすすめです。
また、これまでの経験やスキルを活かし起業したり、ビジネスを始めるのも手ですね。
仕事一筋で生きてきた人ほど、仕事を辞めてしまうと急激に衰えてしまいます。
せっかく体力があり元気なのなら、これまでどおり社会のため自分のために働き続けるのがベストでしょう。
また、自由な時間が増えれば資格取得のために勉強したり、語学を学んだりするのもおすすめですね。
また、55歳などある程度の年齢に達したら、週に何度というようなプライベートを重視した働き方に変え、趣味やボランティアに没頭するのもいいですね。
年金だけでは心もとない方が多いでしょうから、たとえ数万円だけでも収入があるのは心強いです。
収入面だけでなく、自分が社会のためになっている目標があるとなれば老化や認知症予防にも役立つはずです。
毎日規則正しい生活を送ることで脳の衰えも防げますし、仕事をしていることでさまざまな人と会い会話できるので気分の切り替えもできます。
仕事を続けることでストレスが発散できたりと、いいことづくめですね。
シニアが転職を成功させるには
ブログを書く中で、シニアが転職市場で需要があるとは言え、そう簡単に転職できないとも感じました。
筆者なりにどうすればシニアが転職をスムーズに進められるのか具体的なアイデアをご紹介します。
自己分析をしっかりと
シニア世代が求人を探したり、応募する際、自己分析が必要不可欠だと感じます。
中高年は経験とスキルが強みです。
その強みと自分なりの譲れない条件を理解しておけば、転職活動が有利に進められます。
特に、専門的な技術やスキルがあるシニアなら転職市場で有利かと思いますので、ぜひアピールしていただきたいです。
応募する前にしっかりと情報を集める
転職後「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、前もって応募先企業の情報収集をしておきましょう。
応募するまでに求人票の内容をチェックし、応募先企業のホームページなどを見てその企業の理念や希望する人材について自分なりに情報収集しておきます。
資格を取る
シニア世代が転職を成功させるには資格取得が有利です。
たとえば、難関資格である司法書士、弁理士、会計士などは採用されやすいだけでなく独立開業も可能です。
また、語学力が高い方はシニアであっても転職に有利だと言われているため、TOEICなどを勉強するのもいいでしょう。
さらに、中高年の求人に多いマンション管理に応募するならマンション管理士や電気主任技術者などの資格があれば有利です。
ほかにも、ファイナンシャルプランナーや調理師など、比較的取得しやすいものもあるので、なんらかの資格を取っておけば転職に役立つかと思います。
転職エージェントを活用する
1年間シニア転職のブログを書いてきて思ったことは転職エージェントを活用すべきだということです。
正直なところ、それまで転職エージェントは若い方のためのサービスだと思っていました。
ですが、中高年こそがこのサービスを活用すべきだと実感しています。
若い方なら自力で転職するのも可能でしょうが、正直なところシニアには難しいです。
転職エージェントに登録すればアドバイザーが条件に合った転職先を探してくれたり、職務履歴書の添削や指導をしてくれたり、面接日の日程調整、条件面の交渉代行など、さまざまなサービスが受けられます。
また、さまざまな転職についてのノウハウがあるため、1人で転職活動を行うより有利なのは間違いなさそうです。
今私が転職活動を始めるなら、必ず転職エージェントを利用するかと思います。
まとめ
1年間シニア転職のブログを書いてきて感じたことをまとめてみました。
人生100年時代と言われる現在、元気なうちは働き続けるべきだと思います。
そのためにも、中高年で転職する方は増えており働き方を見直すいい機会になるでしょう。
また、シニアが転職活動を行うなら転職エージェントを活用すべきだと実感しています!