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医療・福祉・介護 転職のノウハウ

中高年の介護福祉士が転職するメリットやうまく転職するには

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はじめに
介護福祉士は国家資格が必要な仕事で、介護の現場だけでなく介護をめぐるさまざまな環境を改善に導く役割も担っています。
介護従事者が関わる利用者は高齢者だけでなく、身体や精神にケアが必要な方もおられ、自分で歩ける方から寝たきりの方などさまざまです。
ここでは、シニアの介護福祉士の方が転職するメリットや、上手く転職するにはどのようなことに気をつければいいのか、解説したいと思います。

介護福祉士の仕事とは

そもそも、介護福祉士の仕事には大きく分けて3つのものがあります。
身体の介護、生活の援助、相談支援…ですね。
これらの仕事内容について、具体的にご紹介します。

身体の介護

まず、身体の介護ですが、寝ている状態から起きたり立ったりする、寝ている姿勢の変換…など、利用者が安全に動作を行うサポートをします。
なお、サポートする際要支援レベルや要介護レベルに合わせて行なっていきます。

相談支援

介護福祉士は利用者のため介護計画を立て、利用者や家族に説明を行いますので、利用者や家族の希望にきちんと応えられるよう、相談に乗ることも重要な仕事です。

生活の支援

また、利用者の食事や住居の清掃、入浴のサポート、洗濯や買い物代行など、生活する上でのサポートも介護福祉士として重要な仕事です。
サポート内容については利用者の心身の状態やニーズによって違ってきます。

シニアの介護福祉士が転職するメリット

では、シニアの介護福祉士が転職するメリットってあるんでしょうか?

採用されやすい

わが国の現状は少子高齢化が進んでおり、介護業界での人材不足は深刻な状態です。
そのため、シニアであっても体力や熱意があれば、採用されやすい環境にあるので、より好条件の職場へ転職するメリットは大きいです。
ただ、介護職は体力が必要ですし夜勤もあるので、自信がない方は転職するのはデメリットかもしれません。

同年代の人が多い

ある調査によれば、介護労働従事者の平均年齢は46.8歳だそうです。
その中で最も平均年齢が高いのは訪問介護職だそうで、なんと53.3歳とかなり高いです。
つまり、介護業界は中高年が支えている業界と言っていいでしょう。
そのため、中高年だからと言って、他の業界と比べてハンディはなさそうですね。

中高年という年齢が強みになることも

介護職に必要となるスキルに高齢者とのコミュニケーション能力が挙げられます。
ここで強みとなるのが中高年という年齢。
中高年は家族や子育て、仕事などにおいて若い世代にはない経験があります。
人生経験を重ねてきたからこそ理解できるさまざまな相談ごとや悩みについて、理解できるのは中高年という年齢だからこそです。
これが転職の際に活きる可能性は高いです。

昇進や昇給の可能性も高い

また、介護福祉士として転職すると、より好条件のところに転職すれば昇進や昇給の可能性もあります。
さらに、転職後現場で実務経験を重ねより上級資格を取得すれば、キャリアアップも夢ではありません。

定年後も働ける可能性が高い

介護業界の定年は一般企業と同様、60~65歳位のところが多いです。
ですが、介護業界は特に人材不足が進んでいるため、雇用延長制度などがあったりと、定年後再雇用してくれるところもあります。
もちろん、再雇用制度を利用するとなれば健康で体力があることが前提ではあるものの、シニアになっても働けるのはかなりメリットかと思います。

シニアの介護福祉士が転職する際の注意点

では、シニアの介護福祉士が転職する際、どういうことに注意すればうまく転職を成功させることができるんでしょうか?

自分の軸や求めるものを明確に

中高年の介護福祉士が転職する場合、自分の軸や求めるものを明確にする必要があります。
つまり、職場選びの基準を設けるということ。
たとえば、前職を人間関係が原因で退職したという場合でも、人それぞれどんなことが嫌でどんなところに転職するのが理想なのかは違っています。
人によってはスタッフ同士厳しく指摘しすぎず仲良く仕事するのが理想だったり、厳しく指導し合いたい…という方もいらっしゃるでしょう。
人間関係がいいというのはどういうことなのかというのは人によって感じ方が違います。
それをはっきりさせないまま転職先を探してしまうと、後で後悔することになりかねません。
まず、何を求めるのは明確にするようにしましょう。

情報をしっかり集め比較検討して選ぶ

自分の軸や求めるものが明確になったら、多くの求人について情報を収集し自分なりに比較、検討することが重要です。
ここで特に重要となるのが求人を比較すること。
比較と言っても、給与や有給休暇など条件面だけを比較するのではありません。
介護福祉士が働く施設にはさまざまなものがあります。
たとえば、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、介護老人保健施設、デイサービス…などです。
特に介護が難しい施設を選んでしまうと、体力的にきつくなってしまい、すぐに辞めてしまう可能性もあります。
自分がどの施設なら高齢になっても働き続けられるのか、しっかりと見極めましょう。

中高年の介護福祉士の転職には転職エージェント

転職サイトとの違い

中高年の介護福祉士が転職を考えるなら、転職サイトでなく転職エージェントをおすすめします。
もちろん、利用は無料でさまざまなサービスがあり、プロに転職についてのさまざまな相談を行うことができます。

転職エージェントが求人サイトと何が違うのかと言うと、登録すると専任のアドバイザーがついてくれ、相談しながら転職活動を進められる点です。
中には転職自体すべきかどうか、という軽い気持ちで利用している方もいらっしゃいます。
自分に合った転職サイトが見つかれば、スムーズに転職先を見つけることができるでしょう。
ただ、転職サイトにはさまざまな種類があり、介護福祉士として転職したいなら、介護業界に特化したものを選ぶのがおすすめ。
介護業界専門の転職サイトなら介護に関する求人が多く、
介護業界への転職実績も豊富なので効率よく転職活動が進められます。

転職エージェントのサポート内容

また、転職エージェントは専任のアドバイザーが相談に乗ってくれるほか、次のようなサポートを行なってくれます。

求人探し、求人の応募手続き、職場見学の手配、履歴書の添削、面接の日程調整、雇用契約書の確認、待遇面の交渉、入社に関わる手続き…などです。
これらの手続きを仕事をしながら自分で全てやるとなると、どうでしょう?
忙しい毎日の中で自分で行うのはほぼ無理なことかと思います。
つまり、面倒なことは全部代わりにやってくれ、自分がやることと言えば履歴書を書き面接に行くだけです。
転職に関する時間や労力を節約するためにも、介護業界専門の転職エージェントを利用することをオススメします。
もし、近くに転職について相談できる人がいるとしても、さまざまな手続きを代わりにやってもらえるだけでもメリットが大きいかと思います!

まとめ

中高年の介護福祉士の方が転職するメリット、転職する際の注意点などをまとめてみました。
介護業界は今後ますます人材不足が深刻化すると予想されます。
そのため、中高年の介護福祉士は人生経験も豊富でかなりの需要が見込めると考えます。
ぜひ、これまでの経験やスキルを活かしより条件のいい転職先への転職を考えてみてはいかがでしょうか?

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