高齢者が転職するケースにも、色々な理由やケースがあるでしょう。そんな中で一般的に最も多いケースは、早期退職の募集や肩たたきに対応して55歳～60歳程度で退職し、転職先を探す場合ではないでしょうか。
そんなケースでは、多くの方はそれまでのキャリヤやスキルを活かせ、できるだけ収入がダウンしない転職先を探すのが普通でしょう。そうした考え方で良い職場に転職できれば、それはそれでラッキーと言えるかも知れません。
しかし、転職に際してもう1つの考え方を提案したいと思います。それは、従来の仕事のキャリやスキルが生かせると言う事に拘らず、新たな仕事を含めて転職先を探す方法です。
ただし、全く新たな仕事であるけれども、長く務める事が出来る仕事を探すと言う方法です。
スキルを活かせる転職が出来ても、その会社の定年が65歳なら平均して7，8年程度しか務める事が出来ません。公的年金の支給年齢が引き上げる可能性を考えると、身体が元気な間は70～75歳でも働き続ける事ができる職場や仕事も1つの選択肢と言えると思えます。
仮に65歳定年でも、その後も70～75歳まで週に3日程度働く事が出来、現在の制度なら年金をフルに需給しつつ働ける職場や仕事はある意味で魅力があると言えないでしょうか。
自分の人間性を訴求する事で新たな道に転職し、そこでコツコツと偉そぶる事無く、まじめに働き、その人間性を信頼してもらい長く務めさせてもらえる事は、ある意味で幸せと言えるのはないでしょうか。
そのためには、元も職場でも立場を引きずらず、高齢の新入社員として頑張る覚悟が必要です。こうした考え方で転職できれば、仕事がなくなりガックリと弱くなる事無く、元気にいきいきと老後を過ごす事が出来るでしょう。
こうした考え方で転職先を探すのも、1つの方法として良いのではないでしょうか。