はじめに
家族のため、会社のために一生懸命働いてやっと迎えた定年。
定年後はゆっくりと趣味を楽しみたいところですが、まだまだ働けるし収入も得たい、やりがいも得たい…ということから、シニア野方が再就職することが多いです。
ここではシニアの方がやりがいや生きがいを感じながら再就職できるよう、有益な情報をお教えします。
シニアの再就職の現状
今、シニアの再就職の現状はどうなっているのでしょうか？
近年、シニアの再就職希望者は増えるいっぽうで、過去最高を更新し続けています。
ある調査によれば、55歳以上の再就職希望登録者のうち3割程度が65歳だと言われています。
再就職希望者のほとんどは以前していた仕事で正社員として働きたいという人が多いです。
ただ、実際はその希望がかなうのは非常に難しいのが現状で、事務職に限っていえば、応募はしたものの採用にはいたらないケースがほとんどです。
いっぽうで、警備員などのシニア向け求人数は非常に多いので、かつてしていた仕事にこだわらなければ意外と早く見つかったりします。
また、週5勤務にこだわらず週に2~3日でもいいと考えれば、再就職が早く見つかることも多いです。
シニアにおすすめの再就職先
シニアがやりがいを感じながら再就職先として選ぶのにおすすめの仕事にはどんな職種があるのでしょうか？
たとえば、タクシー運転手、警備員、清掃員、介護、ファストフード、
コンビニ、ファミリーレストランなどが挙げられます。
最近、某大手ファストフードへ行くと、シニアの方が楽しそうに働いているのを見かけることがあります。
また、講師として働いてみるのもおすすめです。
なんらかの免許や資格があれば、書道や茶道、生花、料理などの教室を自宅で開くこともできます。
さらに、自宅で気軽に働きたいという場合には自分で作ったものをネットで売ったり、せどりなどをやってみるのも手かもしれません。
シニアが再就職を希望する理由
お金を稼ぎたいから
シニアの方が再就職を希望する理由に、お金を稼ぎたいからというのがあります。
年金がもらえるとは言っても、それだけでは生活できない、年金までのつなぎが欲しい、貯金がしたい…などの理由から、再就職を希望するようです。
この目的の場合だと、お金を稼ぐことが最優先されるため、生きがいややりがいを目的とする方より長時間働くことを望む方がほとんどです。
また、週に5日フルタイムでの再就職を希望することが多いようですね。
また、再就職先を探す時に重点を置くことは給料の高さやいかに長期間働けるかとという点です。
そのため、やりがいや生きがいとなる仕事を選ぶというより、まずは再就職先を見つけることが大切です。
求人を見た時に自分と同様のシニアが多く働いているか、働く人の平均年齢が高いかなどをチェックするといいでしょう。
やりがいを感じたい
シニアが再就職を希望する理由にやりがいや生きがいを感じたいというのがあります。
この理由で再就職する方はかつて働いていた仕事のスキルや経験を活かして再就職先で働いていることが多いです。
また、定年後資格を取り自分の能力を活かし社会貢献したい、人から必要とされたい…と思っている方がほとんどです。
たとえば、どんな職種があるかと言うと、福祉、医療、介護、講師…など、高いスキルや経験が必要とされる職種です。
社会とつながっていたい
また、シニアが再就職を希望する理由に、社会とつながっていたいというのがあります。
このタイプの方は定年後家でゆっくり過ごすことで社会とのつながりがなくなり、疎外感を感じてしまい再就職を希望する場合が多いようですね。
再就職することで社会と交流したい、若い人と交流を求める傾向が高いようです。
また、再就職先を探す際にやりがいがあるかどうかにポイントを奥場合が多く、再就職することで社会に貢献し恩返ししたい、人のためになりたいという考え方が強いようです。
シニアがやりがいのある仕事を見つけるには
再雇用制度
では、定年後のシニアがやりがいのある仕事を見つける方法にはどんな方法があるのでしょうか？
まず、いったん退職し同じ会社に再雇用される制度を活用するというのがあります。
最近、希望する人がいれば、再雇用することを義務付けられたため、この再就職の方法がもっとも一般的かもしれませんね。
再就職するとしても、ずっと働いてきた仕事内容や環境なので、非常に働きやすいです。
ただ、雇用条件はこれまでと同じというわけではなく見直されることを覚悟しておきましょう。
一般的に現役時代の2~5割程度年収は下がることが多いです。
また、年収だけでなくポジションも大幅に変わるため、再雇用制度を使って働きつづけることにストレスを感じる人も多いです。
人材紹介会社
次に、人材紹介会社を利用するというのがあります。
人材紹介会社を利用すれば、さまざまな仕事から好きな仕事を選ぶことができますし、選択肢の幅も広いのがメリットです。
ただ、自分のスキルや経験と募集する側の条件が合わないといけないので、人材紹介会社任せにするのはリスクが高いです。
知人の紹介
次に多い再就職の方法として知人から紹介されるというのがあります。
知人から職場環境や仕事の内容、収入などを前もって詳しく教えてもらえるので、再就職する際スムーズです。
これこそがシニアにとってベストな再就職の方法かもしれませんね。
もし、知り合いにシニア人材を探している人がいれば、紹介してもらうといいですね。
シルバー人材センター
最後はシルバー人材センターを利用する方法です。
シルバー人材センターは地域ごとに1つ置かれており、公益社団法人が運営しているので安心してやりがいのある仕事を探すことができます。
ただ、再就職を紹介してもらうには年間2~3千円程度の会費が必要です。
また、シルバー人材センターが紹介する仕事は日給や月給ではなく配分金という形式を取っているので、収入を最優先で考えるシニアの方には不向きかもしれませんね。
シニアが再就職先を見つけるポイント
自分のペースで働けるか
いくら仕事にやりがいを感じたいと思っていても、体がついていかないことが多いシニア。
体調を最優先に考え、無理せず自分のペースで働ける再就職先を選ぶことが大切です。
もし、持病などがあれば前もって伝えておき配慮してもらうといいですね。
働き方にこだわらない
シニアで再就職先を探す方の1割程度は正社員を希望しているそうです。
ただ、働き方は正社員だけでなくアルバイト、在宅、契約社員などさまざまで非正規という働き方を選んでもやりがいがある場合もあります。
正社員という働き方にこだわらず、さまざまな勤務形態の中で自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
過去にとらわれない
もちろん、過去の仕事の経験や実績が活かせるなら思う存分発揮していただきたいですが、シニアが再就職をした場合、発揮できない場合も多いです。
そのため、過去の経験や実績にとらわれず、新しくチャレンジすることも大切です。
まとめ
シニアが再就職する際のおすすめの仕事や、やりがいのある再就職先を選ぶための有益な情報をお教えしました。
昔とは違い寿命が伸び人生が長くなった今、シニアの方がやりがいや生きがいを求めて再就職を希望する方が増えています。
ぜひ、ここでご紹介したことを参考にしていただき、ご自分が希望する再就職を見つけていただければと思います！