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看護師が中途採用後に退職を避けるための対策&退職を決めたらやるべきこと

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はじめに
看護師の方で転職し中途採用されたものの、後悔しているという方も多いです。
では、中途採用後どんなことに気を付ければ退職を避けられるのでしょうか?
また、どうしても転職先で退職したいとなった時、どうするのがベストなのでしょうか?
ここではそんな、退職を避けるためにやるべきこと、看護師が転職し中途採用された後退職したいとなった時にすべきこと、をお教えします。
看護師の方で転職したもののやっぱり退職したい…と思っておられる方のお役に立てばと思います。

看護師の転職に最適な時期

看護師の方の転職状況は時期によって違うことを理解しておきましょう。
看護師の職場は年間のうちいつ忙しいかはっきりとしませんが、時期によって転職状況はガラッと変わります。
そのため、看護師が転職し中途採用を狙うなら新しい年度が始まる4月と10月、ボーナスが支給される7月頃がおすすめです。
この時期に中途採用されたいなら、それぞれの職場が中途採用を積極的に行う時期に合わせ転職活動を行うといいでしょう。
たとえば、4月に中途採用されたいならその2~3か月前頃から求人を見ておくことが望ましいです。

看護師が中途採用後辞めたくなる理由

せっかく転職し中途採用され働き出したものの、辞めたくなるのはどういう理由からでしょうか?

思っていた勤務条件や仕事内容と違った

看護師が転職後辞めたいと思う最大の理由に、転職前に思っていた勤務条件や仕事内容とあまりにも差がありすぎる…というのがあります。
転職活動中に見た求人内容だと業務は全てマニュアル化されているとあったのに、実際に中途採用されてみたら職場の人が仕事を教えてくれない…というのはよくあることです。
たとえば、夜勤明けは残業はなにと聞いていたのに、実際は残業があるとか、転職後すぐに職場のリーダーに任命される…などです。
いざ転職に成功したのに、思っていたのと違い過ぎると、転職に後悔することになりかねません。

待遇面や給与面が条件と違う

待遇や給与についても、聞いていたのとあまりにも違い過ぎる場合は辞めたいと思う理由に多いです。
たとえば、通勤手当は全額支給とあったのに一部だった、週休2日と書いてあったのにそうでなかった、各種手当支給とあったのに違った…などですね。

人間関係が想像以上に悪かった

どの職場でもある程度の人間関係のいざこざはあるものですが、想像以上に悪かったというのも中途採用後辞めたいと思う理由にありがちです。
たとえば、転職前に見た情報では人間関係良好とあったのに実際は上下関係が厳しく、年配の看護師が若手につらく当たったり、もめごとが多い…などです。
転職前の職場の人間関係が悪く転職理由になっているなら、なおさら人間関係の悪い職場は避けたいですよね?

転職後注意すべきこと

では、看護師が中途採用で転職した場合、どういうことに注意すれば転職先で長く働けるのでしょうか?

職場の人と深く関わりすぎない

まず、人間関係のいざこざに巻き込まれないためにはあまり職場の人間関係に深く関わりすぎないことです。
あくまでも職場は仕事をしに行くところであり、先輩や同僚と関わる時間より患者さんと関わっている時間の方が長いですし、優先すべきです。
誰かの肩を持ったり、味方になるなどせず、あくまでも公平な立場でいるようにしましょう。

前の職場の話はしない

転職後どうしても仕事の手順や方法で不満がある時、前の職場はこうだった…ど言うのは控えましょう。
まだ転職先で人間関係が構築できていないのに、その職場のやり方を否定しているととらえられる可能性が高いからです。
時間が経ってコミュニケーションが取れてくれば、確認してみてもいいかもしれませんね。

退職理由は明確に

それでも、転職後辞めたいと思ったら退職理由を明確にしましょう。
ストレスをためながら転職先で働き続けるのはつらいはずです。
仕事の内容なのか、待遇面なのか、給与面なのか…明確にした上で解決方法はないかどうか、今一度考えてみましょう。
もし、部署を変えてもらったり働き方を変えたりすることである程度解決するならやってみない手はありません。
せっかく転職して中途採用されたのに、また一から転職活動…というよりはましでしょう。
また、辞めないで続けると決めたら今後について上司とじっくり話し合う機会を設けてもらうといいでしょう。

試用期間中ならキズがつかないため早めの決断も

転職後、しばらくの間は試用期間として働くかと思います。
この試用期間とは正社員として採用されるための試験的な期間のことで雇用側が労働に適正かどうか見極めるための期間です。
勤務先によって時間で決まっているところもありますが、〇か月というように決まっている場合が多く、最長でも6か月程度です。
もし、この試用期間中に退職となれば早めに決めた方がいいでしょう。
その理由は試用期間中の退職なら履歴書にキズがつかないからです。
多くの看護師は転職後すぐに退職し転職となった場合、職歴にキズがつくのを気にするようです。
それは次の転職先で前の職場を辞めた理由を聞かれるためでしょう。
ですが、退職期間中なら職歴にキズがつく心配もなく履歴書に書く必要がないため安心です。
転職後早々辞めるのはちょっと…と思われるかもしれませんが、使用期間中に退職する方がいい場合もあることを頭に入れておきましょう。

退職すると決めたら

はっきりと退職の意思を伝える

どうしても問題が解決せず退職を決めた場合は退職の意思を強く持ち退職を伝えることが大切です。
あいまいな態度で伝えてしまうと、上司から引き留められるかもしれません。
その理由として、再度中途採用を募集するとなると採用コストがかかる、人手が足りなくなる…などの理由でしょう。
今の職場ではできないようなスキルアップをしてみたいなど、しっかりと覚悟を決めて転職理由を伝えれば、きっと理解してくれるはずですよ。
・転職先の科の勉強をしておく
転職先を辞めると決めたら、気が早いかもしれませんが転職後の診療科の勉強をしておくといいでしょう。
実際に働き始めるまでにしっかりと検査や疾患について勉強しておけば、すぐに即戦力として働けるからです。
また、転職前と転職後の診療科が同じ場合はそれまで学んだことを振り返り復習しておきましょう。
この人はきちんと勉強してきているな…と好印象を与えることができるはずです。

転職サイトに登録する

転職活動を行う場合、転職サイトの手を借りた方が自分に最適な転職先を見つけることができます。
今回失敗したことを二度と繰り返さなくていいよう、転職サイトのアドバイザーに相談してみましょう。
アドバイザーとの関係は中途採用が決まったら終わりというわけではなく、転職後も親身になって相談に乗ってくれます。
アドバイザーが紹介した看護師が転職先で満足して働いているかどうか常に気にかけてくれるはずなので、複数の転職サイトに登録し自分に最も合ったところを見つけましょう。

まとめ

看護師が退職を避けるためにやるべきこと、転職し中途採用された後退職したいとなった時にすべきことをまとめてみました。
せっかく転職先が見つかって中途採用されたのに、また転職活動するとなると精神的にも肉体的にもつらいです。
そうならなくて済むように、事前にやれることはやっておくことをおススメします。
また、転職活動を行う場合は転職サイトのアドバイザーに相談し同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。

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