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言語聴覚士が定年後再就職を成功させるポイント

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はじめに
言語聴覚士という仕事はあまり知られていない仕事ですが、話したり、聞いたり、食べたり、飲み込んだりするための機能を改善する専門家です。
そのため、さまざまな現場で作業療法士や理学療法士などと並ぶ重要な仕事で、高齢化が進む中、需要は右肩上がりです。
シニア世代の言語聴覚士の方が定年後に再就職したいと思うのも当然のことで、転職活動を行うことでキャリアアップや年収アップにつながることも多いです。
ここではシニア世代の言語聴覚士が定年後にスムーズに再就職する方法をお教えします!

言語聴覚士の仕事

みなさんは言語聴覚士の仕事ってどのようなものか詳しくご存知でしょうか?
詳しく知らない方のために詳細をお教えしたいと思います。
そもそも言語聴覚士の仕事とは作業療法士や理学療法士のように、リハビリに関わる仕事ですが、なんらかの理由で話したり、聞いたり、食べたり…などが不自由になった方のためのサポートを行います。
たとえば、摂食障害で食事をするのが困難な人や脳疾患で言葉が話しづらくなった人、言語機能の発達が遅れているお子さんなど、さまざまな人は自分らしく質のいい生活ができるよう指導や訓練、サポートを行っていきます。

サポートする方の対象年齢もさまざまで、専門的な知識がないと務まりません。
さらに、障害が同じであってもそれぞれの患者さんよりその程度が違いますし、原因もさまざまです。
そのため、カウンセリングなど患者さんとコミュニケーションを取り合って指導や訓練、サポートをどのように進めていくか見極めるスキルが必要です。

言語聴覚士が再就職活動を行うベストな時期

どのような職種でもそのベストな転職時期はさまざまで、求人が少ない時期にいくら再就職活動を行っても意味がありません。
そこで、言語聴覚士のベストな求人活動を行うべき時期についてお教えします。
一般的に、言語聴覚士が転職活動を行うベストな時期は3~4月と9~10月と言われています。
その理由は人事異動や年度の切り替えなどで区切りとなるため、求人数が増えるからです。
この時期に転職活動を行えば、他の時期と比べ転職先が見つかりやすくなるため、ベストな時期だと言い切れます。

再就職活動を行う場合、応募や面接の時期をできれば上でお伝えした時期に計画できるよう、きちんと逆算して行動しましょう。
うまく有利な時期に再就職活動を行えば、希望に沿った再就職先を見つけられるかと思います。

言語聴覚士のおすすめの再就職先

病院や医療クリニック

言語聴覚士が再就職する場合に最も多いのが病院やクリニックなどの医療機関ではないでしょうか?
中でもけがや病気などで言語機能が低下した患者さんに対しコミュニケーション能力や言語機能、摂食機能、嚥下機能の改善を行うものが多いです。
ただ、病院やクリニックへの再就職は難しいので、できれば専門の求人エージェントを利用するといいでしょう。

障がい児療養施設、障がい者福祉施設

言語聴覚士の再就職先として障がい者福祉施設や障がい児療養施設などが挙げられます。
これらの需要は非常に高く、医療機関と同じレベルで求人があります。
こういった施設でのリハビリは障がいによりコミュニケーション能力の発達が難しい人向けに行われています。
専門の転職サイトも数多くあるため、再就職先も探しやすいかと思います。

養護学校

養護学校は正確に言うと特別支援学校と言い、障がいのある子どもたちを教育するところです。
言語聴覚士はこの特別支援学校の中でもろう学校と言われるところで働くことがほとんどです。
ろう学校へ再就職するには資格が必要で、特別支援学校教員の資格を取得しなければなりません。
つまり、言語聴覚士の資格だけ持っていても再就職できないというわけですね。

訪問リハビリ、デイサービス

シニアの言語聴覚士の再就職先として訪問リハビリやデイサービスがあります。
訪問リハビリではさまざまな家庭を訪問し、患者さんの希望や状態に合わせたコミュニケーション方法の提案や発声練習、嚥下訓練などを行っていくことが多いです。
現在、需要が少ないものの、将来的に需要が高まっていくと予想されます。
また、デイサービスでは言語聴覚士として専門的な分野に関わる仕事が少なく、むしろ機能訓練員として働くことがほとんどです。
その場合、中心となる訓練は歩行訓練なので、機能訓練指導員として再就職できたとしても、作業療法士や理学療法士と比較して収入が低い場合がほとんどなので要注意です。

言語聴覚士が再就職の面接で注意すべきポイント

自分の希望に合った再就職先が見つかり、書類選考に通過すると面接へと進むかと思います。
その際、どういうことに気をつければ良いのでしょうか?

スーツを着用する

面接先によってさまざまですが、基本的に面接の際はスーツを着用しましょう。
面接先から普段着でと言われても、最低限のマナーは必要です。
たとえば、ワイシャツやジャケットを着用するなら落ち着いた色にするなど、あくまでも面接なのでラフすぎるのは考えものです。
特に言語聴覚士が働く場所は清潔感が重要な業界ですので、髪の色を派手にしたり、メイクが派手すぎる、ネイルなどは避けましょう。
女性の場合、ノーメイクも逆効果です。
いつもはメイクをしないという方も面接の際は最低限のナチュラルメイクを行いましょう。

ブランクについて答え方に気をつける

もし、言語聴覚士として退職ししばらくブランクがある場合、答え方に気をつけましょう。
たとえば、退職後完全にリタイアしようと思い○年間現場を離れていましたが、やはり言語聴覚士としてチャレンジしてみたいと考え、現場復帰を決めました。
今後知識や技術を磨き直す必要は多いかと思いますが、できるだけ勉強会などに参加し戦力になれるよう努めたいと思います。
などと、前向きな答え方を心がけましょう。

早口で答えない

また、面接で受け答えする際に早口にならないよう気をつけましょう。
できるだけ声を大きくはっきりと答えることが重要です。
同時に、自信あふれる答え方をすることも重要です。
もちろん、自分のことを言う時にあたしやぼく、おれ、などの言葉遣いは避けましょう。
自分のことを言う時はわたくしやわたし、などの表現をするのが基本です。
もちろん、面接先のことを指す言葉としては「貴施設」などの言葉を使い、社会人としてふるまうべきです。

相手の気持ちを読み取る

また、面接をうまく進めるコツは面接担当者があなたに対し、どんなことを聞きたいと思っているか的確に読み取ることです。
的確に質問の意図を読み取れば、面接担当者が求める答えをすることができ、面接を成功に導けます。

さらに、いかに面接の流れを把握しておけるかも重要ポイントです。
面接の流れをきちんと把握しておけば、次の質問はどんなことか予想することが可能です。
そうすれば、面接担当者に何を聞かれても焦らず冷静に答えられるはずですよ。
面接担当者がなにを知りたいと思っているのだろう?というのを最優先に考えてみましょう。
さらに、答える際は自分自信の言葉で答える用意をしておくべきです。

まとめ

シニア世代の言語聴覚士が再就職する際におすすめの再就職先や、注意するべき点などをご紹介しました。
書類選考に通過し、面接となった時にぜひ、ここでお教えしたポイントを思い出してみてください。
みなさんが希望する再就職先を見つけられること、願っています!

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